「怖いおばさん」になってイスラム女性に注意した

まだ桜が満開だったころ、上野に行ってみると、びっくりするくらいイスラム教の女性が団体で歩いていた。彼女らは、父や夫といったごく近い親族の男性の同伴がないと、海外に旅行などしてはいけないのでは?と不思議だった。国やイスラムの度合いによりけりなのだろうか。つい、あのスカーフを引っ張ってしまいたくなるのだが、そんなことしたら大使館を挙げて抗議されてしまうんだろうなあ。

 

お花見のシートまで広げて陣取っていた彼女らもいたので、たまげてしまった。

「酒も飲めないのに、なんで花見なんかするんだ」

と旦那。花見=アルコール、ってわけじゃないけど、でも、「日本旅行中、何を食っているんだ」というのは私の最大の疑問。いちいち「ハラール缶詰」なんか持ち込んでいるわけ? 日本のハラール食品取扱店地図ってのを持ってきているの?

 

さて、これは京都、嵐山でのできごと。京都でもイスラム女性を山のように見た。

 

あまりにも美しい桜の中をうっとりしながら歩いていると、とあるイスラム女性が、私らの少し目の前で、枝先の桜の花のひとかたまりを、指でぶちっとちぎり取ったではないか。

悪意でやったわけではなかったのだろうが、私は「なんちゅーことを!」と激怒。

私らの前を通り過ぎて行こうとした時、私は我慢できず、彼女を追いかけて行って、

「桜をちぎってはいけません。そんなこと、日本では断じて禁止です。絶対やめてください」

と英語でバシバシ注意した。彼女は私の剣幕にびびり、「Oh, I'm, sorry」と。

 

それを見ていたアメリカ人旦那は、

「あなた、こわいおばさんねえ」

と冷かしたが、黙っちゃいられなかったんだから。日本には、私のように、英語でガンガン注意する怖いおばさんがいる、という事実は広まってくれていい。

 

上野には、「桜の枝に触らないでください」と、英語、支那語、韓国語の3か国語で書かれた看板がたくさん立っていたが、そんなものおかまいなしに触っては大騒ぎしていた某国人も多かった。