相鉄線が東京に直結?

相鉄線、って、あまり乗らない。

母が海老名の病院に入院していたとき見舞いに行ったり、母が好きだった寒川神社に行くのに付き添っていったり、それから、数年に1回、免許証の更新で二俣川で下車するとき、程度だ。

なにせ「さがみ」鉄道というくらいだから、神奈川県のみを走るローカル電車として、ひたすら、横浜から西をカバーしてくれれば良い存在、と思っていたし、同社もその覚悟だと思っていた。

 

それが、聞いたところによると、11月30日から、東京に直結を開始したらしい。

 

へえ~~。

東京直結に、あこがれていたのかねえ。

横須賀に住む友人からも、

「ねえねえ、相鉄って東京に行くの?」

と質問メールをもらったくらい、我々神奈川県民にはピンと来ない。

 

 

上の図だけ見ると、新しく「羽沢横浜国大」という駅ができただけで、東京に直結するみたいには見えないけど、下の図を見る通り、JRの貨物線路を拝借して、武蔵小杉(←むむむ)、西大井大崎、と、湘南新宿ラインと同じ経路を通るみたいなのだ。

びっくり。

 

しかし、「羽沢横浜国大」って駅名、理解できない。

「羽沢」は山の方だけど神奈川区、国大は保土ヶ谷区にある。

国大って、レベル高いのに、陸の孤島みたいな立地にあり、最寄り駅が市営地下鉄の三ツ沢上町、って、んなわけないだろう!と思うほど離れている。よく、「横浜国大」と行き先を1つにしぼった市営バスに、学生が大勢乗って通学しているのを見る。ほんと行きにくくて気の毒。

それがどうしてあんな神奈川区の田舎で、工場とかキャベツ畑がある「羽沢」とくっつくの?(←度実際に乗って見てきます)。

 

しかし、この案を計画していた当時は、まさか「武蔵小杉」のイメージと資産価値がここまでダウンするとは予想外だったろう。

しかし、これでまた、小杉は混雑を増す。

上述の友人は横須賀住まいなのに、「小杉のせいで、JR横須賀線が混んで混んで」、と怒り心頭である。

代々木周辺の住人や労働者たちは、縁もゆかりもなかった相鉄の参戦のせいで、「あかずの踏切」が悪化して困っているそうだ。

そうまでして東京に直結させたかった(=横浜駅で乗り換えさせない)のだろうか?