アメリカの和食もどき

今日本を離れているが、ゴーンの脱出劇にはまあ、何ともはや。

楽器の箱に身を隠して脱出した、とか言われているが、これがもし大雪とかで空港が閉鎖され、プライベートジェットが2〜3日足止めを食らっていたらどうなったのかな〜なんて、考えても詮無いことを考えてしまう。

家族が「あの中の楽器だけを取り戻したいんです」とか言って取り戻しても、空港係官はザルだから、中も見ないで返してしまうかしら。

もっと呆れ果てたのが、裁判所である。

ゴーンは、裁判所に請求してフランスのパスポートを獲得したらしい。だいたい、裁判所に請求しなければ再発行してもらえない奴は、100%怪しい。あの「プロ人質」の安田もそうだった。

裁判官なんて、司法試験に受かるだけが人生だったから、世事に弱く、書類しか見ない。昨今、いろいろな裁判所で出される判決には狂ったようなものが散見されるが、ゴーンのそれなど、曰く、

「鍵付きの箱に入れて弁護士が保管する」

のが条件だという。もう、笑えるというか、呆れて腰がぬけるしかないではないか。

大のおとななんだから、壊せばすぐとり出せる。小学生レベルの判決である。

もし叩き壊していないとしたら、弁護士の弘中氏がグルだということ。もちろん、弁護士だから、証拠が残らないようにやっているのだろうが、日本人のお人好しはもう、性悪説の先進諸国(プラス支那、韓国)からすると、ガキレベル、お笑いレベルだ。こういう国民は、世界を相手に戦う能力はない。

 

さて、ニューヨークを離れ、旦那が持っている家に到着した。

 

一度行ってみようかと思っていたSUSHI店(あえて寿司とは書かない)に、ランチに行ってみることにした。

やっぱり、変で変で、笑えた。

 

まずは、天ぷら。白い洋皿にドドーッとてんこ盛り。美意識もへったくれもない。

天ぷらというより「フリッター」である。

 

 
内容は、エビ3本はいいが、インゲン、玉ねぎ、ズッキーニ、絹さや、そしてさつま芋。
見て、まず「???」と思ったのが天つゆ。
ゴマが浮いているではないか。
なんでゴマが?と思って、とりあえず付けて食べてみたら、甘酸っぱい。なんとこれ、「冷やし中華のたれ」なのである。唖然。
 

だいぶ食べ進んで、下の方から、さつま芋の天ぷらが出てきた。
わらじのような横ぶつ切り芋だ。日本ではこんなバカでかいまま出さないっていうのに。
衣も、天ぷらの衣というよりやっぱフリッターのそれ。
 
SUSHIを頼むと、一緒に味噌汁とサラダが出てくる。味噌汁はまあ普通の味だったが、サラダにかかっていたドレッシング、最初、醤油ドレッシングかな、と思ったが、これも「冷やし中華のたれ」であった。
この店は、何にでも「ゴマ入り冷やし中華のたれ」を使うのかい!
 

SUSHIが出てきた。
 

アメリカでは、スーパーなどでも、このようなよく言えば「ロール型」、ありていに言えば「芋虫型」のSUSHIをすっごくよく見る。海苔は絶対に内側に巻き、この場合上にはスライスしたアボカドを上から巻いている。そして、上にはドレッシングとかマヨネーズとか甘いソースなどをかけるのだ。
 
この入れ物、何だろう?日本だと、オリーブオイルが入っていたりするけど、と思って傾けてみたら、醤油が出てきた。
 
 
アメリカでAuthenticな和食は期待してはいけない」とはわかっているけど、これが本当の寿司だと思って死んでいくアメリカ人って、何百万人いるんだろう。
そう思うと、悲しい。