昔々は、おいそれと乗れなかった、というほど危険だったNYの地下鉄。
現在トランプ大統領の法律顧問を務めるジュリアーニ氏が市長に就いて、警察官の数を増加してから、危険度は減ったようだ。
しかし、NYの地下鉄には、いくつか疑問がある。もちろん、日本の地下鉄と比べるのは無理があるけど。
 
旦那の親友で、Mr. New Yorkと旦那が呼ぶR氏(先の記事に登場)に、聞いてみた。
私「なんでNYの地下鉄には、全然トイレがないんですか?日本だと、出口の近くには必ずトイレがあるのに」
R「トイレを作っておくと、危ないから。日本のように安全じゃないんだ」
危ない、ってのは何だろう。中にぷー太郎、ギャングとかヤク中が居座ったりするってことだろうか。
 
NYの地下鉄は、照明が薄暗くて、設備もお粗末。それでも、最近改築された駅ならば、日本のように、駅の上を商業ビルにして、駅の構内に、ダンキンドーナツとか床屋さんとか、店舗も入れられているが、大半の駅舎は古くて、店舗なんかない。プラットホームも狭い。
R氏によると、もともと、NYの人口がここまで大きくなることを想定していなかったので、プラットホームの幅も狭く作ったのだとか。
 
続いて私が、「なんでプラットホーム上には全然自動販売機がないんですか?日本だと自販機だらけなのに」と聞くと、R氏はやはり、上記の理由でラットホームが狭いから、自販機を置くスペースがないため、という。そうかなあ、全然ないってことはないんだけどなあ。そもそも、日本のように、地下鉄に乗る時、自販機で何か買って飲食するという習慣というか発想自体がNYにはないのだろう。そのくらい危ない場所だったから。
 
それでも、こんな光景を見た。
地下鉄のプラットホーム上で、支那人と思われる女性が、果物をむきながら売っていた。
自販機はないけれど、これはあるんだ。