蔡英文と女性政治家

11日に行われた台湾の総統選挙は、予想通り、現職の蔡英文さんが圧勝した。史上最多の800万票を集めた原因の一つは、香港の危機にあったことにも間違いない。

「台湾は民主国家、独立国家であって、支那の一部なんかじゃない」、という蔡氏の主張に賛同するため、つまり、支那から国を守るために、この時期、海外など投票権のある住所地から離れていた有権者らも、どっと帰ってきたという。

支那のメディアは、赤鬼のようになって、勝利した蔡氏を批判した。

「汚い手段を使って票をかき集めた」

だの何だのと、むきになって蔡氏をおとしめた。さらには、蔡氏の勝利に祝意を表した日米英の政府高官にまでいちゃもんを付けて来る始末。これに対し、冷静で聡明な蔡氏は、支那に対話を呼びかけたという。

これじゃあまるで、大人と子供の違いではないか。支那が感情をあらわにして怒れば怒るほど、醜く哀れに感じられる。

支那政府が、どんな言葉で「一国二制度」などとアピールしても、香港のデモを見ている限り、誰も信じてなんかいない。

支那も、くやしかったら、一度でもいいから「民主選挙」というものを行ってみるといい。

 

それにしても、わが国の近隣には、蔡氏といい、あと、父親が元大統領だったというバックグラウンドがあったけどパククネといい、女性の宰相が登場している。フィリピンやミャンマーにだっている。日本では、女性の総理大臣は、あと100年経っても生まれないのではないかな。

「世界男女平等ランキング」というおせっかいな指数があるらしいが、日本は2019年には121位だったそう。支那より低いのは仕方ないことだけど、韓国よりも低いんですって。へえ。それはおかしい。