ハンコ文化と花押

いくら休業に協力を、と叫んでも、シカトするパコチン屋と、朝から並んでまで行くパチンカスが絶えない。

民主党時代に作られた今の法律では、店舗に休業を命じる強制力はないそうだ。それでも欧米人に比べ、お上には従うのを旨とする性質上、大半の日本人は、5月6日までの休業に泣く泣く協力している。しかし、在日が多いパコチン屋は、

「休業したら倒産してしまう」

とかいって(おいおい、誰だってそうだよ!)営業している。

朝鮮半島では法律で禁止されていることなのに、日本の一部中毒者らは、朝鮮半島に鋭意、送金の手伝いをしている。

恥ずかしいし、おそろしい話。日本人を中毒にしておいて、北のかりあげ君(おい、生きている?)はあざ笑っているに違いない。

パコチン中毒どもが武漢ウイルスにかかったって、病院に運ばなくていい。そういうのを「自業自得」というのだ。

 

さて、今のこの時期でも出勤しなければならない理由の一つに「ハンコを押さなければならない」という仕事がある、とされている。

私が大卒直後と、その後少々就職した日本企業では、まず真っ先にシャチハタハンコを作ったか作らされたかで、常に机の中に持っていたように記憶している。しかし、外資系に入ったら、サインで済ませられたし、approval(許可)だってメールで済んだ。日本企業はこのIT時代になっても、まだハンコが必要なのか。

 

母が亡くなってほぼ10か月。10か月は、相続税申告と納付の期限だが、ろくすっぽ資産もないのに、「小規模住宅の特例」を適用するため、申告書を作成、提出しなければならない。そのための土地の評価の計算に、死ぬほどてこずった。マジで頭がおかしくなりそうだったけど、期限ぎりぎり近くまで、多少税理士さんに相談に行ったりしつつも、自分で書類を仕上げた。今どき、手書きで。

 

さて、申告書には、ハンコがいる。しかし、相続人全員の印鑑証明書の提出が必須であるわりには、その申告書に押すのは三文判で良いのだ。まったく意味わからん。

相続人の一人である姪はいま育児中だから呼び出せないし、このさなかの訪問は悪いので、申告書をPDFにし、メールで送り、

「これでよければ、姪ちゃんの姓のハンコを100円ショップで買って押していい?」

と尋ねたらすぐOKしてくれた。実際、それで提出してきた。

 

一体、ハンコってなんじゃい?100円ショップのでも本人の持ち物でなくても、日本人は、何か赤いものが押してあることに安心感と信頼感を覚えすぎではないか。

 

昔の武士は、おのおの、花押というものを持っていた。Wikiによると、日本だけでなく東アジア全体にあった文化らしいのだが、各武将が、どんなものをモチーフにして自分の花押を考えていたのか、想像するだけで楽しい。これは秀吉の、家康の花押だ、と思いながら見比べるのも楽しい、日本には、立派な署名文化もあったのだ。

 

政府自民党には「はんこ連盟」というのがあるそうだ。その会長を務める竹本直一氏は、なんと「IT担当大臣」だそうだ。

ひえ~~。

ちなみにもうちょっと見てみたら、この方は御年79歳、IT担当とはいえ、はじめて大臣になった年齢が78歳という、史上最高齢だそうだ。

ひえ~~~。

「はんこの文化を守ろう」というのも業者側の希望としてわかるけれど、車や新幹線ができても「籠屋を守ろう」という人はいないしなあ。