縄跳び

家にいるようになると、誰でも運動不足がちになる。

 

私は、できれば、1日8000歩の歩数ノルマの達成を願いつつ、あと、腕立て伏せ、スクワットはやっている。

そこで、ふっと思った。子供のころやっていた「縄跳び」である。

あれほど、カネもスペースも食わず、効率の良い運動なんて、他にないではないか。

運動音痴でもできるし、道具なんて縄一本。

私、中学生の時、太ってきたら、懸命に縄跳びをして体重を落としていた。

 

さて、Amazonを見たら、電子式エア縄跳びがあるのを知った。家の中でもできるから、みんな買い求めるとみえ、今は在庫切れである。

これ、いいなあ。

この商品を見せながら、縄跳びという運動の良さについて、アメリカ人旦那と話をしようとした。

しかし、あいつの反応が鈍い。

「What's the advantage?」

などと聞いてくる。

私は、100円ショップで売っているような縄でもできて、省スペースで大きな効果を得られる点についても説明したが、興味を示さない。このアマゾンのだと、跳んだ回数とか消費カロリーもわかるし、とか言っても右から左。

 

ひょっとしたら・・・・・

 

と思って聞いてみたら、案の定、で、ヤツは、生まれてこの方、縄跳びというものをやった経験が皆無なことを知った。

 

日本なら、子供のころから親が買い与えたり、小学校の体育の授業でごく普通にやったり、学校の休み時間にもみんなで遊んだりしたものなのに。アメリカの、なんて、50州制度がバラバラなあの国を十把一絡げには言えないことは分かっているけど、義務教育の授業のなんとお粗末なこと。

そういえば、やつのいた小学校では、体育とか音楽、図工、家庭科といった、日本でやる授業は無かったと言っていた。

 

日本の義務教育のカリキュラム、って、ありがたいなあ、と思った。