ノンアルコールビールって・・・・ まず~

我が家はあまり呑み助ではないけど、夕飯の時には、ビール一杯くらいお供にする。毎日は飲まないようにしているけど。

亡父の時代にはキリンのビンビールしかなかったが、今は、ビール以外にも発泡酒第三のビール、と、本家ビールに劣らぬ製品が続出している。国の酒税法をかわすため、各社が渾身の努力をし、新製品づくりをしているのだ。ああ、すごいなあ。

 

ところで、加齢とともに、アルコールの摂取は、なるべく控えるほうがいいんだろなあ、と思う。

そう思って、市販のノンアルコールビール数種類を試してみたが、結論から言って、

 

・・・・・・ おいしくないねえ。ていうか、まずいじゃん。

 

いくつか飲み比べた結果、しいて飲めそうなものとして、キリンの「零ICHI」という製品が残ったが、今夜これを飲む、と決めると、なんか食事自体が楽しくなくなるような気がしてきた。

 

なんでだろう?ノンアルコールビールって、普通のビールや発泡酒の製法から、アルコールを抜き去るのだと思っていたけど、ネットで調べたら、全然そうぢゃないらしい。

ドイツでは、普通のビールからアルコールを抜いてノンアルコールビールを作るから、味は悪くないそうだが、日本でそれをやったら、ひとたび「ビール」に製造されたものは、そのあとアルコールを抜こうがどうしようが、ビールはビールなので、ビールの税金がかかってしまう。なので、メーカーは、ビールのような、しかし、似て非なるこれを作って酒税を抑えているのだそうだ。

 

ビールメーカーの努力には、改めて頭が下がるけど、美味しくないんじゃ、本末転倒。

 

もうここまで年が行ったら、あとはもう、人生の楽しみとして、アルコール飲料を堂々飲む方が、むしろ良いんだろうか。

美味しくないものを、わざわざ飲むのはおろかだし。

 

我が家は、8月末になったらキリン「秋味」を飲むのを楽しみにしているが、それ以外だと、本当のビールなら「一番搾り」、それ以外なら、「金麦」とか「本麒麟」なんかを飲む。

これ以外にも何かお勧めがありましたら、コメント欄にください。