自己評価が低すぎる日本人の損

緊急事態宣言も昨夜解かれた。

 

日本の解除の基準は、「人口10万人当たりの新規感染者の発生数が0.5人以下」と言う厳しさであったが、それをクリアしたわけだ。同じ先進国のドイツの解除基準は「人口10万人あたり週に50人以下」だそう。州によって差はあるけれど、ドイツでは、日本より先に、この、日本に比べて100倍もユルい基準で、徐々に緊急事態を解除し始めた。

それでも、マスゴミは、安倍政権を攻撃し、ドイツのユルさを責める様子が無い。ブラジルなんぞ、経済を優先した結果、感染者数がロシアや英国を抜き世界2位、死者数は世界6位になってしまった。そういうブラジルを責めるマスゴミも見当たらない。マスゴミは要は、安倍政権を批判したいだけなのだ。おまけに、政治に全く無知あるいは興味もなさそうな芸能人らが急にツイッターで政権をけなしたりしている。あいつら、意味分かってやっているの?

 

急きょ成立させた法律で、外出を規制したり罰金を科したりする国は世界のあちこちに見られたが、それも日本のマスゴミは攻撃しなかった。しかし、民度の高い日本人は、法律で強制されずとも、自制心により、ここまでの結果を出してのけた。万一「外出規制」「罰金」などの制度を強いたら、人権派を筆頭とする弁護士やマスゴミや野党がどれだけ騒ぐことか。もしかしたら、安倍政権は、人権派がうるさいこともさることながら、日本人の性格から考えると、みな大体黙って従うことを見越してのことだったのかもしれない。

 

これは私が以前勤めていた米国企業で、アメリカから赴任していた上司に言われたこと。

外資系企業では、年に1回「Performance Review」(PR)などと呼ばれる年次自己評価を行うのであるが(それが次の年の給与に反映したりする)、世界のどの国と比べてみても、日本人の評価は、ダントツに低いのだそうだ。インド人のそれなんか、超絶高い。PR以外の何かアンケートをとっても、日本人のフィードバックは、不出来なところとか欠点ばかり強調して、自分らをほめる言葉というのがまず見当たらない、と言っていた。

はは~~ん、と思った。だって、日本では「自分をほめる」という文化がないから。

「自分は若輩で未熟者です」

「まだまだできません。だめです」

「周りの皆さんに追いつきたいです」

といって、謙遜、卑下を行うことが美風とされている。これって、国際化社会において、どれだけ損をしているか書ききれない。ちなみに、国際会議を開くと、「インド人を黙らせることと日本人を喋らせることが一番難しい」のだそうだ。

 

安倍政権の今回のコロナ対策がベストだったなどと言うつもりはない。初動は、支那の下部組織と化したWHOの「移動制限をする必要はない」などの誤った諸声明により、世界中がコロナの被害を受けただけでなく、旧正月にともなう支那からの旅行者受入を渇望していた筋に押されてのことだろう、支那からの入国制限が大幅に遅れてしまった。ニュージーランドの女性首相や台湾の女性総統のように、コロナが発生した当初から入国禁止にしていたら、状況はずっと軽微であったことは疑いない。こういうとき、財界にしがらみの薄い女性リーダーは強いなあ。

それであっても、何を仕事したって悪くしか言われないとしたら、政治家だって人の子、やっていかれないんじゃないのか。他に政権を担当できる政党もないのに。我々だけでも安倍政権に感謝しようよ。

 

ところで、左翼弁護士の宇都宮が、また都知事選に立候補を表明した。この人、2012年、2014年にも立候補しており、それぞれ舛添、小池知事の次点まで到達した。要は、反自民共産党票のゴミ箱、おっと、受け皿なのだろうけど、何がやりたくて、73歳(!)にもなって懲りずに出るのか、わからない。そんな高齢で、北海道や大阪の若き知事らのような仕事が4年間もできると思っているのだろうか。宇都宮には、韓国の後押しも強いらしい。老衰と左巻きほど周囲が見えなくなる者はいない。