5月28日 まだ1年?と、ゴリラのハランベの話

5月28日には、いろいろ考えた。

 

まずあの、川崎市登戸の51歳引きこもり男の殺傷事から、まだ1年しか経っていなかったのか、と感じたこと。この事件では、女の子1人と有能な外務省職員が殺されてしまった。

 

ついでに、別の、お気持ちの違った人たちの犯行もすこし、考えてしまった

元駐日大使のライシャワー博士が刺された事件。博士は、お気持ちの違った19歳の男にナイフで刺され(1964年)、その治療の輸血(当時は売血)が元で、一生肝炎に苦しむことになった。が、幸いといっていいのかどうか、博士は79歳までご存命だった。

それから、よど号の身代わり人質になった「男山新」こと、山村新次郎氏も、よど号乗っ取り犯人に会う朝鮮訪問の前日(1992年)、24歳の実の娘に刺殺された。

 

上の3人の犯人は、事件後、自殺している、ライシャワー博士と山村氏を刺したそれぞれは、案の定、責任能力なしとして、罪を問われなかった。お気持ちの違って人たちは、なぜ、しばしば、人を殺傷する方向へ向かったりするのだろう。

 

そういえば、京アニの放火犯も事件後10ヶ月を経過して、ついに逮捕された。この42歳の男は、やはりお気持ちが違った人である。警察も、生きているうちにせめて供述を、ということか、まだ起き上がれないのに思い切った逮捕だったように思う。京都の弁護士界は、アカの巣窟。私がかつて働いていた弁護士事務所もそうだった。この男には、どの弁護士が付いたのだろう。おそらく、心神耗弱を主張するんだろうなあ。あれほど殺しておいて。弁護士なんて、ほんといやな仕事。

 

話が変わって申し訳ないが、5月28日といえば、アメリカでもちょっとした、特別な日なのだ、と、アメリカ人の旦那から教わった。

 

ゴリラのHarambeの悲しい事件である。下の絵も、アメリカのネットやSNSで拡散されたそうだ。

 

 

なんと、名古屋の有名なイケメンゴリラ「シャバーニ」そっくりの美男ではないか。

 

ハランベは、シンシナチ動物園で暮らしていた、絶滅危惧種のシルバーバックであったが、2016年の5月28日、両親と見に来ていた男の子が、おりの柵をよじ登って乗り越えてしまい、ハランベのいるゴリラ舎の溝に落ちてしまった。男の子の危機を感じた園側が、ハランベを射殺してしまったのである。訴訟リスクも一瞬で頭をよぎったに違いない。

 

なんの罪もなく、勝手に入り込んだ男の子の命を優先するため、射殺されてしまったハランベ。

こんな悲しい事件、旦那から聞かされない方がよかった。

男の子の両親はどうしていたのだ?