鮭缶ぢゃなかった優待品

超低金利時代が続く。

なので、株式を買い始めた。といっても、投資の才能があるわけでもない。買う目的は、そこそこ以上に安定している企業から、好きな優待品をもらうこと。それがもらえれば、定期預金よりずーっとましだから。

京浜急行電鉄からは、もらえる切符が、お墓参りに行くのに使える。

あとはもっぱら食べ物の会社。

 

マルハニチロは、マルハ(その昔は大洋漁業)と、ニチロが合併した会社だが、優待品を調べ、

「缶詰ならいくらあっても困らない。鮭缶も3個あるわ」

 

https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/ir/stock/pdf/2019_kabunushi_yutai.pdf

 

と思って株式購入した。しかし、実際に届いたものを開封したら、

 

 

下の3個は「ツナ缶」だったのだ。あちゃ。もっとよく見なかった私のミスだけど、なんか、絵がツナ(まぐろ)というより、鮭っぽくありません?? 

 

私、実はツナ缶って好きじゃないのだ。あのパサパサした食感。食べ応えもないし、味もそんなに。

 

こんなふうに、にんじんシリシリに入れ込んで炒めて食べたりするのがせいぜい。うちは生野菜サラダもあまり好まないし、世間ではみなさん、ツナ缶ってどうやって食べているんだろう。

 

ともあれ、マルハニチロから届いた決算報告書には、我らが我らが横浜DeNAベイスターズのオフィシャルスポンサーに復帰したこと、今年は、ユニフォームのうち、パンツのスポンサーになったことが書かれていた。

へえ、ユニフォームってスポンサーになれるんだ。しかも上下別に。どこにマルハニチロのマークがあるか、TVで見てみよう。

 

京浜急行株といえば、お墓に行くための乗車券がもらえるという動機は、株式投資が好きだった亡父から教わったことだ。

しかし、亡父は、ぼけ始めてから、証券会社に、とんちんかんな電話をかけまくるようになったため、証券会社の担当者も、居留守を使うようになっていった。

京浜急行からもらえるというその乗車券も、亡父は、

「ピンポン球のような玉で来るんだ」

と言い張って聞かなかったっけ。

どこをどう押したら、そんな発想がおこるんだろう。ぼけるって、悲しい。

実際にもらえる乗車券は、裏が黒い磁気切符である。