再放送中の朝ドラ「エール」に、大作曲家の役で、志村けんさんがちらちら出ている。
このシリアスな役どころに志村さんを起用したNHKのスタッフも、そして当の志村さん本人も、まさかこの数ヶ月後に亡くなってしまうとは、微塵も思っていなかったはず。
ところで、志村さんといえば、出身地の東村山市市議会で、6月25日、「名誉市民」となることが決まった。
議場にいた市会議員さんら全員、志村さんのお兄さんの音頭で「アイ~ン」をやったとのことだ。
しかし、よく思うのだけど、賞とか、賞賛の言葉って、本人が生きているうちに与えるべきなんだよね。
たとえば、国民栄誉賞を調べてみると、俳優や歌手などの芸能界関係者は、没後受賞が多い。功績がわかりやすく、功績の直後に受賞するスポーツ関係者とは好対照だ。
これって、芸能関係者だと、とかくスキャンダルのおそれがあり、生前受賞は難しいという側面もあるのだろうか。
志村さんも、プレイボーイだったし、女性スキャンダルが出そうだったから、これまで東村山市も黙っていたのかなあ・・・・、と思いきや、市議会議員の中に、2014年に推挙した人がいたそうだ。でも、志村さんのほうから断っていた、と、ネット情報にあった。
志村さんは、あまりそういうお堅い賞に興味は無かったのだろうか。