断捨離にいそしんでいる。
今日は、TVで坂上忍が宣伝している「バイセル」に来てもらった。
母が残した着物、帯、道行きコート、そして母が親戚付き合い上、日本橋三越で買った（買わされた）若い頃の私の着物と帯。私がそれらに全く興味もなく、２０１４年に旦那の姪の結婚式 in NYに着物を着たくて着付けを習って以来、一度たりとも着物を着ていない。もう、着ることもないだろう。
あらかじめ、ネットで情報を得ていたが、着物の買い取りに呼んだだけなのに、ほかにも、
「ブランドバッグはないか、切手やテレホンカードはないか、指輪やネックレスはないか、骨董は」
と、まあ、まあ、着物以外の製品があるかないかの確認のしつこいこと、しつこいこと。
それから、喪服やゆかたは買い取り不可だ。着物の小道具類も同様。母の黒い和服は全部没だった。
そして、見せた着物のうち、私があつらえ染めしてもらったものが「２００円」、帯はどれも「１００円」であった。
思わず、腰がくだけた、
でも、考えてみたら、我が家にあるものなんて「ゴミ」同然、有名作家の手になるものならまだしも、我が家の「ゴミ」なら、引き取ってもらっただけで、先方の人件費にもならないかな、と思い直した。捨てるよりまし。
引き取ってもらえなかったものは、捨てるしかない。しかし、今、コロナの関係で、市の古布の回収は停止したままだ、そうなると普通ゴミで出すしかないなあ。
着物や帯に関心の無い私でも、１枚１枚に思い入れは、ある。
しかし、業者にとって、思い入れなんか関係ない。「母が着ていたなあ」なんて思い入れは、断捨離には禁物だ。
あれはないか、これはないか、の勧誘はしつこかったけど、でも、会社としてはきちんとしている様子で、コンプラも守っているようだった。
