多分そうだろう、とは思っていた。この上級国民、起訴内容を否認し、あくまでもプリウスの誤作動のせいにしている。本人もそう信じ込んでいるはずだし、弁護士にもそう言えと指示され続けているに違いない。
美しい盛りの妻と、愛らしい盛りの娘を一瞬で奪われてしまった男性の、事故以来の苦悩と悲しみは、察するに余りある。
メディアは、相変わらず飯塚老人を「元院長」なんて呼び方を続けている。
「被告」で何が悪い。
現在89歳の飯塚被告なら、その間に死ぬ可能性が非常に大であるからだ。裁判、とは、事実認定もさることながら、逃げるテクニックを争う場でもある。
しかし、いくら上級国民であっても、この事件では、老いた自分のメンツより、妻子を奪われた男性の怒りや悲しみを少しでも和らげることを第一に考えたらどうか。
裁判、とは、事実認定もさることながら、逃げるテクニックを争う場でもある。
いくら上級国民で、妻子を奪われた男性の怒りや悲しみを少しでも和らげることを第一に考えたらどうか。
起訴内容は、全面否認ではなく、
「私も高齢ですので、万が一にでもアクセルとブレーキを踏み間違えたかも知れません。その場合は素直にお裁きに従います」
とでも言えばいいのに。過失を認め、一審で終了させる。妻子を奪われた男性には、公費による補助なんて1円もなく、すべて自費で関わっているのをわかっているのだろうか。
そして、日本の刑事裁判は大甘だし、高齢でもあることもあり、執行猶予が付くだろう。
可能性は低いが、実刑になってしまっった場合は、法務大臣か検察に懇願して、収監を免除されるよう働きかけた方がずっと人間として潔い。元、上級国民なのだから、そのくらいのツテはあるでしょう。
参考:刑事訴訟法第482条