副業解禁、だが、

ついに全日空が「早期退職募集」と「副業解禁」に踏み切ったそうだ。

この情勢では、本当にやむを得ないと思う。

 

しかし、副業解禁には「はい、どうぞどうぞ」とばかり言えぬ大きな負担が、正規雇用主側にある。

 

これは、私が以前学んだ情報なので今は変わっているかも知れないが、日本の労働諸法は、ひたすら労働者の「作業効率」「才能」「能力」などではなく、まずもう「労働時間」を管理基準としているため、社員が副業をしたら、その副業をした時間数を正規雇用主がカウントし、正規雇用主が就業時間で定める所定の労働時間を超えないよう管理し、もし超えたら、それに超過勤務手当(最低25%)を支払う義務が生じる、というセオリーだ。

 

うげ~~、面倒くさい!! というかその理論、杓子定規すぎる!!

 

副業する社員側も、「私は某月某日、家庭教師の仕事を○時間しました」と記録を取り、正規雇用主に報告する義務を負う。今はきっとITのおかげで、報告もシステム化されるとは思うのだが、副業ヨシヨシとばかり思っている正規雇用主の皆さんにちょっとお伝えしたくなって。会社に見られない副業で残業代稼ごうという輩が出てくるかも。