背中から蹴り飛ばしたいシーン

これはYahooブログのときからも書いていたのだが、

「こういう人を見た場合は背中から蹴り飛ばしても罪に問わない」

という法律が欲しい、と思うシーンがいくつかある。

 

① かああああああ~~~、ぺっと大きな音を立てて道ばたにタンを吐き捨てていくオヤジ

② 道ばたにたばこの吸い殻をポイ捨てしていくやつ。空き缶とかゴミとかも含む。

③ 店員をバカにし、いばる客。

それから、

④人に何か尋ねて、教えてもらっても、礼を言わず、あるいは「あ、そ」などとをつぶやいて去って行くバカ

 

④のケースをよく見るのは、小売店で、「○○はどこ?」と尋ね。店員さんが「あそこをまっすぐ行って右にあります」と教えてやっても、黙って去って行ったり、「あ、そ」程度のつぶやきしかしない例だ。本当にこれって端で見ていてもむかつく。どういう教育を受けて育ったのだろう。一言、ありがとうと言え、バカヤローとむかついてしまう。こういう対応をされた店員さんは逆に、「自分だったらこうはなるまい」と思うだろう。

 

NHKの「プロフェッショナル」という番組を録画しているのだけど、今週は、キャリア40年のベテランバス運転手さんが取材されていた。スターでも有名人でもない人を取り上げるのはすごく良いことだと思う。

この運転手さん、ただ運転するだけではなく、道を聞かれたら丁寧に教えてやり、どこどこで下車して●●線に乗り換えたらいい、といった観光案内までしている(=このネット時代にきちんと調べもしないで来ている人が多いのにはビックリだけど=)。それに加え、降車した客の行く先まで見て言葉を掛けてやってもいたが、編集されてしまったのかどうか、彼にお礼を言っている光景がほぼなかったのである。

 

なんでだろう。

 

日本人は、客の方が上、お客様は神様だとする悪い刷り込みが出来てしまったせいだろうか?

だとしたら、本当に悲しくてたちが悪い。

 

一つには、日本語の「ありがとうございました」が、長すぎて言うのが面倒、という理由もあるのではないか。「ありがとう」だけだと友達同士みたいだから、どうしても「ございます」を付けるけれど、英語の「Thank you」、支那語の「謝謝」、フランス語の「メルシー」ドイツ語の「ダンケ」に比べて、長くていいづらい。昔見たイギリス英語では、thankの頭をさらに省略して「Ta」と言っていたぞ。「タ!」だけで済むなら、こんな簡単な礼はない。

 

かといって日本語の「どうも」だけでは不足だ。そもそも「ありがたい」って「存在しにくい」「めったにない」という意味なんだから、もうちょっと沢山存在し、普通にあるようなお礼の言葉をみんなで考えだそうよ。