こういう客は好きじゃない 某スーパーにて

私は、アメリカのスーパーに行くと、いつもレジの人たちが

「Hi, how are you?」

「How was everything?」

「Was everything OK?」

なんてしきりに話しかけてくるので、びびってしまう。何と答えたら良いものか。

私は、レジさんは、黙って、だまーって、正確にレジを売ってくれればそれで十分ありがたいと思う。

旦那に言わすと、そんな私は「very unsocial」(すごく非社交的)なのだとか。旦那自身も、そう社交的とは言えない性格だが、レジの人に上のように話しかけられると、最低限、明るめに反応している。

 

この間、某スーパーで見かけた、お客からのこんな苦情投稿。

 

 

同じレジ係について、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」がない、態度が悪いという趣旨で、二度目の苦情の投稿をしているようだ。しかし、「店長いいぞ」と思ったのは、日本人によくある、「やたら謝る、とにかく謝る」姿勢がないことだ。

 

しかしね~、このお客、レジ係にどれほど求めているのだろう、と思う。

 

一昔前なら、専業主婦に向かって、何でもいいから働きなさいよ、と声をかけるとき、

「スーパーのレジでも何でもいいじゃん」

などと、スーパーのレジを、軽度で誰にでもできる仕事だと馬鹿にしたニュアンスを持っていたが、最近は、もう、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード、等、種々雑多なカード類が増え、見ただけでは区別が付かない。もちろん、レジの機械にスキャンさせると、機械の方でかなり対処してくれると思うのだが、それにしても、「レジでもやりなさいよ」なんて簡単なものではなくなってきたと思う。

レジさん一人だって、昔みたいに数字を打ち込まなくなって良くはなったけど、1日数百人くらいこなしているのではないか。店長だって、この人手不足の時代、辞められたら困るから、人繰りには頭を痛めているに違いない。

 

こういう苦情を言う人って、レジをやってもらったあと、「ありがとう」って言っているのかな。これは「ございます」まで付けなくてもいいから。

客だからって、偉そうにしているヤツは、三波春夫の悪影響の残骸だ。客は神様でもなんでもない。