文字がちっちゃい! 昔の新聞

断捨離をしていると、時々、ものを包んでいた昔の新聞に出くわし、作業が中断してしまうことがある。

つい、見入ってしまうのだ。文字が、もう、笑っちゃうくらい小さい。

 

 

これは昭和52年の新聞だが、計ってみたら、記事中の(見出しでない)文字が、1個ほぼ2mm四方。

いまの新聞の文字を計ってみたら、ほぼ4mm四方。これなら、昔の人たち、40歳そこそこで老眼鏡をかけ始めたわけだ。

 

つまり、昔の新聞記者って、いまの4倍くらい文章を書いていたってこと?

 

私が記憶している限り、高齢化社会を予感し、文字を大きくし始めたのは朝日新聞だ。当時、家で取っていたから(恥)記憶している。その後、他紙も追随し始めた。

 

昔って、新聞記者はエリートと思われていた。

長い長い記事を書き、締め切りに間に合うよう本社に送り、写真なんか、鳩の足に付けて飛ばしていたって聞いたけどな?

活字は、活字を拾う専門の職人さんたちが大勢いて、紙面を作っていた、らしい。

 

今は、何でもネットで送れる。その前は確か、電話線を経由し、暗号化して送信していたように記憶している。

 

今は新聞社で鳩も飼っていないし、写植を拾う職人もいなくなった。

そして、新聞記者は別にエリートでもなくなった、どころか、嘘をまきちらして国益をボロボロにする社まである。

なにより、新聞というものの命も、風前の灯火である。