朝ドラ「エール」終了

NHKは、ご存じの通り、問題だらけの局だけど、なにせ資金だけは潤沢に天から降ってくるだけあって、ドラマなど1作1作にかけられる資金は半端ない。スポンサーの意向なんかも無関係。よって、朝ドラとか大河ドラマなんて、他局ではむずかしいこともできてしまう。

莫大なカネがあるから、役者の人選も本当にうまい。

 

毎日録画していた「エール」が終了した。

復興を願う福島県が、NHKに何度も何度も原案を交渉して、やっと実現した企画。

しかし、途中、コロナ禍という不幸にみまわれ、収録は中断。へんな土曜総集編とかをやらず、11月27日で終了せず、12月までやってくれればよかったのに、と思っていた。

古関裕而記念館への観光客の呼び込みも、すっかりあてがはずれてしまった福島県

不運としか言いようが無い。

 

主人公の窪田正孝、という青年、この人で大丈夫?と思っていたが、福島弁も見事マスターし、最後までやりきった。妻役の二階堂ふみは、すでに「翔んで埼玉」などでスターであったのに、あえてオーディションからの役獲得だったそう。歌も歌える人だとは知らなかった。

二人は、朝ドラ史に残る、最高の夫婦役だった。

 

この前、我が家に来てくれた電気修理工のイケメンお兄さんが、

「僕、中学の時、窪田正孝と同級生だったんですよ」

と言うのでビックリしてしまった。窪田のことはよく知らなかったが、あまりに福島なまりがサマになっていたので、てっきり東北人だと思っていたが、横浜は南区の人だったのだ。へえ。そして、我が区内にある工業高校に行ってたとのこと。

 

朝ドラは、NHKの東京と大阪(たぶん)の局で半年交替で作っているようだが、私は関西弁の朝ドラは見ないので、半年間、エールロスになりそうだ。

 

ちなみに、主題歌ではずーっと疑問があった。歌詞を調べる前だったけど、歌い終わりの、

「遠くまで ひびくはエール」

という部分だ。ずっと、

「遠くまで 日々 くわえ」

だと思っていた。

「一体なにを毎日、口にくわえるんだろう?」

と不思議だった。