「エール」続きと、プロ野球

「エール」の続きの話。

今年開催されなかった甲子園大会と、久志役の山崎育三郎が歌うシーンが、ちょうど重なるスケジュールだったのでは。そして、東京五輪のタイミングと、裕一・音夫婦が国立競技場に招かれるシーンも重なるスケジュールだったのでは。

 

良いドラマだったのに、とことん運が悪くて、気の毒だった。

 

さて、最終回に近い回では、裕一が、G軍の球団歌を作って歌っているシーンがあった。

これも、ひょっとして、日本シリーズでGが勝利し、日本一になると予想して撮ったシーンではなかっただろうか?

ところがどっこい、GはSBに4タコ、もとい、8タコだったよ。おあいにくさまでした。

 

3軍から綿密に育成して、外国人以外は自前の選手でまかなっているチームと、他の球団からエース級とか主軸をカネで引っ張って来るつぎはぎだらけのチームとの差が大きいように思えた。

ある年から急に、この間まで敵だった「広島から来ました」「西武から来ました」なんて人たちが加わっても、生え抜きの選手たちは、心から歓迎でき、すぐさまチームとして一枚岩になれるものだろうか?

Gは、他チームから主力選手を獲得することで、他チームを弱体化させ、それで「セリーグ優勝」ってのも,ルール違反ではないとはいえ、非常に白ける話である。

Gから、はたまた原監督から「うちに来てくれないか」と言われて首を横に振る野球選手なんてまずいないだろうけど、そうやって誘われても、外様は所詮、終生外様扱い。良い終わり方をする選手はまず滅多に見たことがない。

我らがベイも、FA権を取得した梶谷という選手が、Gに色気を出している。ベイだからどんなに怪我が絶えなくても大切に扱われていられるのに、Gに行っても、使い捨て、はては飼い殺しにされるだけ。それよりも、どうやったら番長を胴上げできるかに特化して欲しい、と思うこのごろ。Gは、ソトまで獲るとかネットで書かれていたが、白ける,白ける。