化粧の手抜き

コロナになってから、あまり化粧をせずとも、平気で外出するようになった。

言うまでも無いが、顔の大半がマスクで隠れているからである。化粧をしたとしても、他人から見えるのは、せいぜいおでこと眉と目くらい。私は目が小さく、目力がないので、化粧してもしていなくても、傍目には大差ないだろう。よって、改まって人に会うとかでない限り、ほんと化粧をしなくなった。これって女として終わってるかしら。

 

デパートの1階にある、各有名メーカーによる化粧品売り場。私は一度もそういうところで買ったことはないが、あの「美容部員」さんたちも、コロナの影響をもろに受けて仕事がなくなったそうだ。それはそうだろう。お客と密着し、顔と顔をグーっと近づけてメイク指導するのだから。

 

ところで、これは今年6月のデータだけれど、在宅時間が増えたせいか、石けんの売り上げは前年比20%増しとなったのに、口紅の売り上げは前年比51%ダウン、だそうだ。

それはそうだろうなあ。

ファンデーションは塗るにしても、マスクで隠れてしまう口にまで紅を付けなくても良い、と思う女性が過半だろう。付けたとしても、マスクの内側にべたっとくっ付いてしまうので。