振幅の大きい人はいいなあ

東大総長や文部大臣を務められた、物理学者の有馬朗人氏が亡くなられたそうだ。

こんな理系頭脳の方なのに、俳人としても著名であった。

そういえば、亡くなられた歌人河野裕子さんのご夫君の永田和宏氏も、科学者なのに、夫人同様、歌人としても知られている。

こういう、理科系と文化系の両方とも高度にこなす人って、本当にうらやましい。どういう頭脳をしているのだろう。それとも、理科系に秀でると、文化系なんてその余白でもできるのかしら。私は理科系が苦手だったから、とんとわからない。

 

相鉄線の駅に置いてあった無料のミニパンフレットで、東大法学部卒の弁護士なのに、かたわらで、プロレスラーとして活動している人もいるのを知った。リングネーム「竜 剛馬」という人だ(←すごい、Wikiに出ている!)。リング上での必殺技が、弁護士らしく、「六法全書を武器」にして戦うのだそうだ。笑える。

 

こういう、ただの頭でっかちではない人たち、私は「振幅が大きい」と称しているけど、いいなあ。

 

 

さて、頭がよろしいはずの学者さんのニュース。

 

日本学術会議会員の男逮捕 下半身触る姿見せた疑い 

産経WEST

 

 商業施設内で自分の下半身を触り、その様子を女性店員に見せつけたとして、兵庫県警西宮署が県迷惑防止条例違反の疑いで、豊田理化学研究所フェロー、川村光容疑者(66)=名古屋市名東区=を逮捕していたことが7日、県警への取材で分かった。川村容疑者は日本学術会議会員。

 逮捕容疑は5日午後0時15分ごろ、同県西宮市の商業施設の飲食店内で、ズボンの上から下半身を触る姿を女性店員3人に見せつけたとしている。「股間は触ったが女性に見せてはいない」と容疑を一部否認している。

 豊田理化学研究所(愛知県長久手市)によると、川村容疑者は統計物理が専門で、大阪大教授や日本物理学会会長などを歴任した。平成29年に日本学術会議会員に選出され、今年4月から現職。同研究所は「事実関係を確認し、しかるべく対応する」とコメントした。

 

日本学術会議の会員さんには、こういう、ミョウな振幅を持つ方がいるのだなあ。