貯金をしないアメリカ人と「医療の問題」

この武漢ウイルスのせいで、仕事をなくしたり、生活に困った人たちが、生活保護の申請に走っているという。

それもやむを得ないとは思うが、皆さん、そんなに貯金をしていないのだろうか。事業者としては、給付金でも受取らないと事業の継続が困難になるのはわかるけど、個人の生活を1年くらい支える貯金もない人が多いのだろうか。

国だって自治体だって、こんな状態じゃ、もたない。すべて支那のせいなのに、どうして世界のどこの国でも、自国だけで出費をかぶらず、支那に請求しようとしないのか、疑問で仕方が無い。私が知る限り、支那に損害を払わせようと公言した世界の首脳は、トランプ大統領だけである。

 

日本では昔から、無駄を切り詰め、貯金をすることが奨励されてきた。

しかし、最近知ったのだが、アメリカ人の6割は、貯金が1000ドルにも満たないそうなのだ。

1000ドル! 6割が、10万円ちょっとの貯金もない?! それが先進国か?

 

旦那に聞いたら、

「残念ながらそれは事実だ。人々の大半は、給料日から次の給料日をかつかつでつないで生きている」

と言う。そもそも、収入が極端に低い人も多いのかも知れないが、貯金という習慣がなく、手元にあればあるだけ使ってしまうらしい。

 

さらにさらに、アメリカでは、自己破産件数の3分の2が、「医療費」に起因しているのだという。

盲腸一本切っただけで破産するような請求書が来るアメリカの医療。

我々日本人からすると、アメリカの医療制度は狂っているとしかいいようがないのだが、それでもなお、アメリカ人らは、日本のような国民皆保険制度には、死に物狂いで反対する。

旦那に言わせると、そういうふうに、みんなで病気にかかった費用をシェアし合うというのは、

「うんと共産主義的で、悪いもの」

なのだそうだ。重病になるのは、全て自己責任とも思われている。

こんな国だから、富める者は高額な健康保険に入れるけれど、豊かでないものは、ろくな保険にも入れず、重病になっても病院に行けず、売薬で済ませたり、どうしても我慢できずに病院に行くと、即破産したりする。

 

こんな制度、こんな国、おかしい。

 

日本の健康保険制度は、WHOが「OECD加盟国の中、世界最高の制度」と評価している。

日本に生まれて良かった。

日本の、北から南までどこでも3割払えば診療してもらえる制度が、普通のことだと思ってはいけない。