東洋医学は信じない

私は、東洋医学は信じていない。

陰と陽、なんてのも信じない。「体を温める・冷やす食べ物」なんてのを同医学では分類しているが、何か食べたくらいで温まったり冷えたりするほど体なんて単純なものじゃないと思う。

母が存命中、「腰が痛い」と訴えたので、とりあえずマッサージさんとか鍼灸師とかを呼んで施術してもらったのだが、一向に良くならかった。なので、かかりつけ医師に頼み、大病院へ紹介状をもらい、MRIを撮ってもらったところ、感染症にかかり、その膿が神経を圧迫しているのが原因だとわかった。そこで、抗生物質による治療を受けて回復した。かくして、ますます東洋医学を軽蔑するようになった。

レントゲンすら使う資格もないし、上から手でなでて、腰痛は腰痛としか見ないものね。

 

私自身が肩こりに無縁の人生を送ってきたせいか、ちまたの「整体」「整骨」「マッサージ」「タイ式」「リラクゼーション」といったお店の多さには驚く以外ない。

世の中の皆さんは、そんなにも肩とか腰とかに問題を抱えているのだろうか。だとしたら、なぜ整形外科医にかからないのだろう?

柔道整復師」という資格がある。俗にいう「骨つぎ」ってものだろうけど、なぜ医学部を卒業したわけでもない彼らが、骨折とかねんざといった人体の負傷を治す資格を与えられているのかわからない。

柔整も、しかし、年中骨折やねんざ客があるわけでもないので、本業ではないのに、マッサージとか腰痛の手当などもして収入の足しにしている。

そして「リラクゼーション」「アロマセラピー」等には、別に資格も不要らしい。そんな人たちに体をいじってもらいたいと思うかなあ?

 

「針灸あんま」という資格があるが、これも堂々たる国家資格で、昔から、盲人の仕事として知られている。しかし、晴眼者が進出しても良いらしい。晴眼者用の鍼灸あんま学校の開設の制限について、各地で裁判が起こされているらしい。晴眼者だって、鍼灸あんま師になってもいいはずだけど、「職業選択の自由」に基づき、晴眼者がこの分野にどんどん進出していったら、盲人は太刀打ちできないのは目に見えている。

そういえば母も昔、盲人の針灸あんま師にかかっていたことがある。料金を渡すと、指でお札を勘定し、ちゃんと紙の上に、ゴム印で数字をついて領収書も作ってくれた、と言っていた。しかし、

「やっぱりね、なんか、室内が汚いのよね」

とも言っていた。それはそうだろうなあ、と思ってしまう。

 

それに、最近知って驚いたことだが、国家資格である針灸あんま師は、「効能、効果を宣伝してはいけない」のだそうだ。

これについては、タイ式、リラクゼーションとかその他で、効能を目いっぱい表記しているのと真逆だ。国家資格が逆に、営業面では劣ってしまい、一般人にアピールできずにいる。