2021年の祝祭日

明日は「成人の日」だが、コロナのせいで、各自治体の成人の日のセレモニーが中止ないし延期になってしまった。

だからといって、祝日であることには変更ない。撤回するとか延期するとか聞いていない。

 

しかし、今年のカレンダーをまじまじ見ていたら、去年のカレンダーに赤く印刷されていた「スポーツの日」、つまり、毎年10月の「体育の日」を7月に移動してまで設けた「2020年東京五輪の日」は、赤く印刷されていない。7月の赤い日は19日だ。これは「海」か「山」の日ではなかったっけ?

この数年で、山の日だの海の日だの、愚にも付かぬ祝祭日が追加され、私は怒っている。

これもどうやら、日本人は積極的に有給休暇を取る人が少ないので、国の方で祝祭日として定めないと休まないから、という理由が背景にあるからだそうだが、なんという馬鹿で、本末転倒なことであろう。

雇用主に、従業員の有給休暇取得を促す方がよほどまともだ。

そのおかげで、日本は、先進国中ダントツで祝祭日の多い国家となっている。学校のカリキュラムにだって遅れが生じるではないか。

 

さて、カレンダーの赤い日の印刷の話に戻るが、10月11日、つまり、旧来の「体育の日」が、カレンダーには赤く印刷されている。

あれれ、何で?と思って調べたら、昨年末ぎりぎりになってこんなアナウンスが首相官邸からあったことを知った。

 

 

 

2021年に限っては、

海の日 7月第3月曜日 → 7月22日(東京五輪開幕の前日)

スポーツの日 10月第2月曜日 → 7月23日(東京五輪開幕の日)

山の日 8月11日 → 8月8日(東京五輪閉会式当日)

 

だって!

カレンダー印刷業者が刷り終えたあとにこんなアナウンスがあったの? 知らなかった。

これでは「カレンダーはこうなっていたので、間違えて休んでしまった」という人が出かねない。

 

・・・・ と、思ったけど、現状では、東京五輪の開幕そのものが非常にあやうい。

なので、結局は、

「先二お知らせした変更を撤回し、カレンダー印刷通りの祝日で良いこととします」

という訂正アナウンスがあるだろう。きっと。

首相官邸は、それでわざと、年末になってそういうアナウンスを「こそっと」したのではないか。

カレンダー業者たちに対しても、「東京五輪を意識せず、これまで通りのものとして祝日を印刷してください」って言っていたかも、

 

とにかく、12月21日の首相官邸アナウンス、知らなかった。