英語ネタ シャレが通じない

英語ネタです。

言語の違いのことですから、誰の責任でも、誰が悪いわけでもないのはわかっちゃいますけどね。

 

アメリカで飼われる和犬(メス)の名前を考えてやることになった。

私はいくつか挙げたけど、何となく松田聖子の顔が浮かび、

「Seiko」

も書いて提案したら、アメリカ人旦那はニッとして、

「She would have to be a very good watch dog!」

(それはさぞ良い番犬にならなきゃねえ)

と言った。今すごく面白いことを言ったゾ~~、というドヤ顔で、私が爆笑に突入するであろうという期待感満々だったのだが、私は、

「は???????」

 

何が言いたいのか聞いていったら、

Watchのpun(シャレ)だ」

と言う。

私はまたう~~ん、う~~んと考え込み(この時点ですさまじい「白けムード」に覆われる)、やっと理解できた。

 

日本人の私にとって完全に異なる言葉でしかない「聖子」と「(服部)精工(舎)」が、この人には全く区別はなく、アルファベットでただ「Seiko」と見たから、ヤツは時計のセイコーしか思いつかず、「腕時計」の「watch」と「番犬」の「watch dog」をかけた、すっごい面白いシャレを発案した、と思ったのである。

 

もう、私らの人生って、こんな食い違いばっかり!!

 

私はいつも通り腹に据えかねて、

「私ら日本人にとってはねえ、母音が長いか短いか、で、意味は大違いなんだよ。そもそも漢字で書いたら、聖子と精工なんてまるっきり違う言葉なんだからね。あ~~あ~~、これだから26個しか文字を持っていない言葉は貧しくてつまらない!!あんたらは、なんでたったの26個で字が足りるのよ!!」

と言ってやったら(=こういうの、いつも全部英語で言うんですよ!)

「それは仕方ない」

と。そう、そりゃわかっているけどさ。

 

服部時計店も、世界進出するんだったら、「Seikou」とか「Seikoe」ではなく、「Seiko」にするよね。

大体、英語民族は母音の長短なんか気にかけない(というか、わからない)。

 

 

ところで、「岩隈は英語ヘタ」などと侮辱したシアトルマリナーズのCEOが辞任したそうだ。

驚かないよ。

アメリカの白人上層部は、世界中の人間がみんな英語を話して当然だと思い込んでいるからね。

自分(ら)は英語以外話せないくせに。