アンモニアで発電

昨夜は、スーパームーンで、かつ、皆既月食、とのことだったので、20時になると、わくわくしながら外を歩き回った。しかし、どんなに天を見上げても、月が見当たらなかった・・・・

月食の写真を撮りたくて、広い河原とか高台の上とか、さまざまなスポットでカメラを構えていた人も多くいたそうだ。残念。

次回のスーパームーン+月食は、あと12年後、2033年10月8日に観察できるらしい。

となると、誰もが自分の年齢に12を足し、「うえ~~、自分は●●歳になってる」と嘆く。それまで、自分や周囲の人間が死んでいるかも、というのが冗談ではない年月だ。

 

ともあれ、古代の人々は、日食、月食という現象を、どう見ていたのだろう。

と言いながら、私は、小学校時代から、理科系、とりわけ、「天体」がからきし苦手だった。

なにしろ、1~2kmくらいが距離感の限度なので、「◎光年」なんて言われて、どう理解しろっていうのだ。月の満ち欠けとか太陽の動きとか、とにかく苦手だった。

 

この夏は、電力不足が懸念されているという。

なにしろ、ヒステリーに近い原発反対派が、訴訟を起こし、裁判官も文化系だから、「100%の安全が確保されていない」とかいう荒唐無稽な理屈で差し止めを認める。そもそも、裁判所に原発を差し止める絶対的な権限があるのだろうか?

そして、この「脱炭素」ブーム、である。聞いたところでは、日本の火力発電所はきわめて優秀で、石炭などを燃焼しても、今の技術ではほとんどCO2を出さなくなってきたという。それでも「火力」だというだけで反対派に差し止め請求をされる日も近いと思う。

 

東京電力中部電力合弁会社が、「アンモニア100%を原料とした火力発電を目指して研究中」なのだそうだ。ひえ~~。アンモニア、って燃えるの?なら、尿を集めたら燃やせる? というのが私レベルの驚き。

水素は、氷点下253度という超低温でなければ液化できないが、これに対し、アンモニアなら氷点下33度で液化できるため、発電の材料としては水素より扱いやすいのだそう。当面は、石炭に20%のアンモニアを混ぜて発電し、将来的にはアンモニア100%で発電材料とする研究をしているそうだ。(← この報道で、アンモニアメーカーの株価が上昇したらしい)

 

 

いやはや、理科系の人たちの頭脳って宝物だなあ。

そういえば、レジ袋無償配布を止めさせたセクシー環境大臣だって文化系だが、昨今の技術の進化をきちんと把握できているのかしら。

文化系の人たちは、こういう技術の進歩はからきしお手上げである、源氏物語をいくら研究したって、電気や半導体などには微塵も貢献しない。

そして、政治家や裁判官、弁護士の皆様方は、みな文化系。

私も理科系苦手なくせにこういうことを言う資格はないけど、やれ、そういう皆様方は、「脱炭素」「火力はNG」と、単純にことを動かさないよう祈りたい。

原発反対派のみなさんは、電気は、コンセントにプラグを刺せば自動的に流れてくるものだと思ってはいまいか。

原発反対なら、原発を潰す分、どう電力を調達するかまで計画してから訴訟を起こしているのだろうか。