神奈川県保険医協会のこういう主張

ちょっと医者に行ったら、こんなパンフレットを見つけた。

神奈川県保険医協会、という組織が発行母体になっているが、読んで、首をひねった。

 

 

「健康保険証が使えなくなる」とか思い込んでいる人たちの誤解を解くことは必要だと思う。しかし、最後の、

マイナンバーカードやマイナンバー制度は、個人情報の漏洩や悪用の不安があります」

はどうなんだ。こんな公的機関自ら、率先してマイナンバーカードに対するネガティブ一方な見方を公言して良いとは思えない。

 

中を開くと、

 

 

もっと不安をあおる言い分が並んでいる。

確かに、いまのままではマイナンバーカード(注:わたしゃこの和製英語大っ嫌いだが)は持っていなくても不自由はない。

しかし、不自由もない中途半端な状態にとどめさせているのは、野党や左翼をはじめとした、とにかく国のすることは100%反対する(だけが仕事の)人らが必死に抵抗するからである。

いっそのこと運転免許証だってマイナンバーカードと兼用させてしまえばいいのに、道は遠い。

 

前にも書いたけど、韓国では、すでに、開業医であっても、国民の健康保険証を各医療機関のパソコンで検索するだけで、その人の既往症とか服用している薬などが一覧で出てくるように設定されているという。日本の野党や左翼の皆さんは、大好きな韓国でこのようなことが行われているのに、何も反対しないのだろうか?

「コンピューターを使えない人は置き去りにされる」

というのも常套文句だけど、韓国はどうなるわけ?支那なんか、老人たちでも平気でスマホで支払い「ここしばらくキャッシュにさわっていない」なんて言っている。日本は、ITに不慣れな人を支那韓国に比べて甘やかしすぎていないか。

もちろん、明日からすべての老人もPCやスマホを使え、とは言えない。けれど、あと20年くらいたったら、スマホやPCを使えないと世の中のあらゆる手続きに支障が出るようになっていてもおかしくはないし、むしろそうすべきである。

案外、こんな反対パンフレットを作成したのも、個人開業医らから出されている、

「わしゃ、今更、マイナンバー対応なんて面倒くさいし興味も無い。やりたくないよ」

という反対意見が強固だったからからかも、と思った。組織のトップはだいたいジジイだし。

マイナンバーカードをなくす危険性がある」

ともこのパンフでは訴えているが、なくすのなら、診察券でもキャッシュカードでも運転免許証でも通帳でも同じ事。ことさらマイナンバーカードばかりが紛失の可能性が高いわけではない。

 

なんだろう、こんな、協会を挙げたプロパガンダは。我が県の協会だけの言い分なのだろうか。