タバコがよく吸われていた昔の映像

NHKのBSで毎週「刑事コロンボ」が再放送されている。

公衆電話から電話をかける等、当時の古さも楽しめる。しかし、先週の話は、もう、犯人は携帯電話で通話していた。さすがアメリカ。

 

ところで、コロンボも犯人も、このストーリーのなかで、しょっちゅうタバコを吸う。今の時代では考えられない。しかし、当時としては、「大人の男」の演出だったのだろう。コロンボが犯人とちょっと顔をつきあわせて話をする材料にも使ったりする。

 

今の時代だと、一定以上の規模のオフィス内は禁煙だろう。

時々、昔務めていた会社にいた女性社員を思い出す。彼女は、ヘビースモーカーなんてものじゃなかった。仕事をしながらいつも左手にはタバコをくゆらせていた。通勤途中、駅で電車を乗り換えるときには、絶対一服しないとニコチン切れになる、と言っていた。その後、私が辞めて以降、その会社もオフィス内禁煙になったそうだけど、あの人どうなったのだろう。妊娠中もひっきりなしに吸っていた人だった。

 

コロンボよりも新しい映像だと、今の若い世代が「なにこれ?」と思うものってどんなものがあるだろう。

たとえば、女性社員が机の上を拭いたり、お茶くみをしたりするシーン?

手紙でやりとりするシーン?

資料をコピーして配布するシーン?

もっと時代が行くと、「満員電車を通勤するシーン」も?

 

私は「コロンボ」を始め、英語の映像はもとの英語のままではほとんどわからない。

先日、アメリカ人旦那と話をしていて、やつの会話の中に、突然、

「Playing it by ear」

という熟語が出てきたけど、サッパリ意味がわからなかった。「耳でプレイする」って?

調べてみたら、本来の意味は、文字通り、

「音を聞いただけで楽譜も見ずに演奏する」

ということらしいが、アイツが言いたかったのは、

「今は決めていないけど、これからのなりゆきで決める」

という意味らしい。

コテコテの日本人である私にとって、英語は永遠の謎。