「観戦」と「感染」が同音異義語すぎて、この時期、ほんと「どっちよ？」と一瞬迷う。
さてと、五輪会場のほとんどが、「無観客観戦」とする決定がなされてしまった。こうまでして五輪を開く必要がますます薄れる。
とりわけ、「東日本からの復興」を海外にお披露目したくて期待していた福島県の落胆はすさまじかろう。
せっかく福島で開くのに、無観客って、なんじゃい！
五輪の目的が、本来からどんどん、どんどん、ズレてきている。
おまけに、900億円とか予想されていた入場料収入が、たったの数億円にしかならないんだって。
差損は全部、我々の税金で穴埋めするんだよ。IOCは出してくれないよね。
そんな金が、右から左に出るわけがない。
なんだよ～～、こんな五輪にしやがって。
た。これもみんなみんなチャイナのせいだからね！ 日本に落ち度はない！
とにかく思うのは､日本人の完璧主義ぶり。ただの一人でも感染者を出してはいけない、と考えているようだ。
一人でも出せば、マスゴミは鬼のように叩く。叩かれる側も人間だから、考えただけで気が滅入るだろう。
何もしないでただ批判だけ書いているマスゴミが、なんでそんない偉いんだ。
インフルエンザ予防接種だって、私がガキのころには学校中でやっていた。
しかし、1万人か10万人に一人か二人でも接種後に異常が生じると、マスゴミは総攻撃にかかる。結果、いまは集団予防接種は行われなくなってしまい、今回のような緊急事態に対応できるノウハウが伝承されなくなってしまった。
ところが、つい先日、日本よりずっと感染が深刻なイギリスで、サッカーのEURO決勝戦があり、スタジアムには「マスクなし」の観客が65000人も駆けつけたという。残念ながらイタリアが勝利したそうだが（それもPK戦というクソつまらないサッカー独特の勝敗方法）、日本だったら考えられないことだ。それとも、こと「サッカー」となると、イギリスのマスゴミも黙る、ってわけ？お互い先進国なのに、ほとんど同時期に行われる（た）スポーツ観戦のあり方に、ここまでの違いを見ると、日本って何なんだよ～～、と思ってしまう。
私は提案したい。
いっそ「自己責任観戦」にしたらどうだ。
観戦して感染→入院→重篤化しやすい65歳の高齢者は「2回のワクチン接種完了の者」に限るが、とにかく、すべて自己責任で観に来い、感染したって政府も五輪委員会も責任は取らないって言い放ってもいいんじゃないか。
観客の入らない五輪なんて、五輪じゃない。
