五輪選手らには気の毒な暑さ

さすがに、ジョコビッチ選手らから、

「競技の時間を夕方に変更して欲しい」

と苦情が出た東京の暑さ。

誰が考えたって、こんな時期の東京で、屋外で競技をさせるなんて非道である。

あれほど新型コロナウイルスについて尾身先生らから声明が出されるのに、こんなクソ暑い時期のスポーツ開催について、医学界から強硬な反対論が出ないのが不思議。

 

前回、北半球で開催された五輪はロンドン(2012年)。7月27日から8月12日までだったから、開催時期はこの東京とほぼ同じだ。このときもう既に、大スポンサーであるアメリカのTV局のごり押しを反映していたのがわかる。

ロンドンの後はリオ五輪だった。これは2016年8月5日から21日まで。南半球にもかかわらず、やっぱりアメリカのTV局の希望通りになっている。しかし、リオはこの時期、セ氏22度前後の気温だというから、それは理想的だった。

東京の次はパリ。2024年7月26日から8月11日までの予定だそうだ。これもアメリカのTV局の通り。

 

ロンドンやパリなら、東京より緯度が高いから、東京ほど暑さは問題にならない(かった)のでは。ロンドン五輪で「暑くてまいった」という苦情があったようには記憶していないが、私の記憶違いだったらお教え頂きたい。

もう今後、夏の五輪は、北欧とかロシア、カナダ、はたまた、南米とか豪、NZで開催するように限定したらどうだろう。

今回の東京五輪では、ひたすら、熱中症で倒れたり、最悪死者が出ないことを祈るばかりである。

死者でも出ないと、アメリカのTV局のいいなりであるIOCは動かない。出ても、動くかどうかわからないけど。