歌がうまい人っていいなあ

今日、わが地元横浜の高校(「の」は要らないかも)が甲子園に出ていたので、ちょっと見ていたのだが、ずーっと1対0で打線がつながらず、あちゃ、今年はこれで終わりかい、どうせ偽善の朝日新聞が主催する大会なんだから盛り上げなくてもいいんだぞ、と思ってTVを消した。

と、調べてみたら、9回2死から、2点リードされていたのを1年生バッターが3ランホームランを打って逆転していたことが判明し、びっくり。

よく「野球は9回2死から」と言うけど、そんなの精神論だと思っていた。

私が見ていない、or、見放したチームは勝つらしい。

 

それにしても、開会式で、山崎育三郎さんが「栄冠は君に輝く」を独唱していたことを知った。

 

 

山崎さんといえば、ご存知、NHKの朝ドラ「エール」で、主人公の旧友役を演じたことでも知られる。イケメンで、俳優で、しかもこれほどまでに、図抜けて歌がうまい。天は、1人の人に何物を与えるのだろう。うますぎて震撼してしまう。

 

「エール」は、本来、東京五輪にかぶせ、福島県出身の作曲家、古関裕而氏にスポットを当てる目的で作られた朝ドラだった。

昨今の朝ドラの中も、ダントツに好きな作品だった。

県をアピールしたい福島県側から、NHKに再三ネタの持ち込みをして制作が決定した番組だったと聞く。

それが、にっくき武漢ウイルスのせいで、五輪は1年間延長。旅行もできなくなり、古関裕而記念館などに観光客を呼び込もうと思っていた福島県の期待は、大きく裏切られる結果になってしまった。本当に福島県は不運だ。

 

山崎さんに戻るが、こんなに歌がうまく歌えるって、なんて幸せなんだろう。

私は生まれつき声が悪い上に、声域が狭く、多分、山崎さんの10分の1の幅もない。女としては声も低いし。

カラオケなんて行ったことないよ。人前で歌うくらいなら逃げる。ボイトレをしたことがあるけど、全然効果無かった。

 

今回の東京五輪では、入場行進曲が、あの「オリンピックマーチ」であった。1964年東京五輪のために古関氏が作曲したもの。同じ曲を改めて流すとは、憎い演出だった。良い曲は、全然古びない。

 

PS: 余談だけど、「エール」の中で、このイケメンの山崎さん(役名「佐藤久志」)が、徴兵検査で不合格になった理由が、

「痔」

だったというのは、イケメンにそぐわないだけに、笑えた。