菅総理

私なんかが論評をするまでもないことなんだけど、今日のニュースにはちょっと驚きだった。

直前まで、二階に、総裁選への立候補を表明した、と言われていたのだから。

菅内閣の成立が昨年9月16日だから、ぎりぎり1年。

 

でも、菅総理は安倍前総理の急な辞任を受けて、しかも、この武漢ウイルス(=チャイナのせいであって、間違っても日本に落ち度はない!)に、1年間延期された東京五輪、と、国難ばかりの時期をよく乗り切ってこられたと思うよ。

 

惜しむらくは、

1.東北人によくある特徴だろうか。「自分はこんなにやった。こんなすごい成果を上げた」というPRが非常に苦手な感じがする。アメリカを始め、欧米人の大統領や首相であれば、自分なこんなにすごい、あっぱれと、自己アピールと自画自賛がうまくない限り、やっていけない。スピーチの棒読みなんてもってのほか。日本人は、私が大嫌いな「謙遜の美学」という、自己卑下の悪習があるけれど、菅総理の場合は、それにくわえ、根が東北人なのも損をしている。表情にも乏しいし。

 

2.馬鹿な息子に足を引っ張られてしまった。

 

3.安倍に菅あり、と言われたように、No.2で成功するタイプなのかもしれない。

 

4.横浜市長選に足を引っ張られてしまったのが決定打かな。自民党内も、小此木を推す派と林市長を推す派が分かれてしまったのがますます運が悪い。立場上、小此木を推さざるを得なかったのが菅総理の不運だった。あの小此木という男、市長や政治家をやる魅力や才能が備わっていなかった。風貌からしても、なんだか「剣道部の兄ちゃん」みたいで。玉川大卒ってアタマもあまり良くなさそうだし。

 

とにかく、こんな非常時なのに、よくやって来られたと思うよ。

次は高市さんだったら面白いかな。

野党は、永遠にお呼びでない。