以前から度々書いてきたが、東大などの「地震研究の専門家」を名乗る学者の皆々様、ろくでもない発表しかなさらない。
7月に書いた弊ブログだけど、
東日本大震災の恐怖がさめやらぬ2012年1月、東大地震研究所の平田直教授が、大ハズレの予測を出していた。
ただ人々を不安に陥れ、地震保険の料率を上げるだけの効果、というか悪影響しか与えない発言。これなら、黙ってもらっていた方がどんなに有り難いかと思う。
世の中には、「経済学者」と名乗る方々も沢山おられるが、正確に先々の経済予測をできる方も、これまたこの世に一人も居ない。
ノーベル経済学賞受賞者であっても、明日急に潰れる企業の名を当てることはできない。
最近読んだ「投資の大原則」という古典的名著の中に、こんな一節があった。
「カリフォルニア大学バークレイ校(当時)のフィリップ・テトロック教授は、専門家の経済予測が当たる確率について、長期にわたり大がかりな調査を行った。25年間に300人の専門家が行った8万2000の予測を検証した。その結論では、専門家の予想はサイコロを振って決めるよりは、かろうじてマシ、という。皮肉なことに、有名なエコノミストほど、予想は当たっていない」
つまり、どれほど勉強を積んでも、先々を予測することなど、誰にとっても不可能だということ。
これまでの地震研究者の発表をみんな検証してみろ・・・・ と思ったけど、当たりが0%でハズレが100%なので、検証するまでもない。
こうなると、専門家、って一体何だろう。
先日、心臓が凍るような思いをした。
いつもながら、買っている株の値段をチェックするため、ネット証券のサイトを見てみたら、1000株買っていた某社の株価に横線が引いてあった。
あれ、なんで?と思ってもっと見てみたら、なんと、
「上場廃止になりました」
と。ぎょえ~~~っ! 1000株パア~~~???
私は動転しながら、「上場廃止とは」なんて検索したら、その場合は紙くずになっていることが多いけど、とりあえず証券を管理している信託銀行に問い合わせたら何か教えてくれるかも、という悲惨なことが書いてある。
そういえば、その会社からしばらく前に手紙が来たような覚えがあるが、よく読んでいなかった。
焦る気持ちを抑えて、同社のサイトにアクセスしたら、その会社は、関連会社2社と合併して持ち株会社(HD)を作るため、同社名義での上場は廃止し、あらたにHDとして上場し直す、これまで持っていた株式と同数の株を割り当てる、とある。
ドキドキしながら念のためその会社に電話したら、その通りで、黙って待っていれば元々の証券会社の口座に戻るから心配しないで、と言われた。
潰れたから、あるいは、上場基準を満たさなくなったから上場廃止、ではなかったのだ。ヘナヘナと床にへたりこんでしまった。
これだから、素人はねえ・・・・。
この株式は、新しい、かつ全然元の会社のイメージと違うHD名で再上場され、口座にしっかり表示された。ほっ。
株価の先々も、わからない。だから、広く多種類に分散しておこうね。失ったら立ち直れないほどの額ではなくて。