有隣堂の本カバー

環境大臣が音頭を取った「ノーレジ袋」。

私が子供のころは、母親は、「買い物かご」をさげて買い物に行った。お豆腐屋さんには、鍋やボウルを持参して買いに行った。

 

今の時代、それが「レジ袋」さらには「マイバッグ」に置き換わった、ということなのだろうけど、お店の側で、いちいち「レジ袋要りますか?」と聞く手間が増えたり、マイバッグの悪用による万引きが増えたりしたのは、悪しき側面である。

どれだけ資源が節約でき、海に流れるレジ袋の枚数が減ったかというデータと、お店の損害を比較検討・・・・ するのは、正確な数値は絶対出せないだろうことを考えると、このまま継続することが果たして絶対的に善なのかはわからない。日本の場合、とりわけ店の側は、「お客様は神様」「店は黙って従え」的な卑屈なルールが根付いてしまっているせいで、強く言えないことが多いことは汲んでやらないといけない。

 

さて、我らが横浜発祥の書店、有隣堂で、本を1冊買った。

これまで、ビニール袋は有料だから遠慮し、いつも「このままでいいです」と、むき出しで受取って来たけど、内心、万引きに間違えられてしまいそうだったから、イヤだった。

なので、レシートを、表紙の裏と1ページ目の間に、頭をちょっとだけ出して挟み、それで持ち歩いたり自分のバッグに入れたりしていた。

それでも、やっぱ、「本は包むべきだよなあ」と思う。日本の書店員さんたちは、手先の器用さで、本を包むサービスもしてくれるが、店側に負担をかけてしまうため、少額客にはそれもはばかられる。

 

そうしたら、今回は、こんな「腹巻き」みたいな紙でくるんでくれた。

 

 

あ~~、これなら裸で渡されるより、ずっといいわ。有隣堂も考えれくれたのね。

 

ちなみに、私は「タモリ倶楽部」を録画していて、興味なさそうなネタだと見ずに削除してしまうのだが、直近のは、書店員さんたちによる、本の包装技術のコンテストで、これはマジで食い入るように見た。こんなテクニックは、手先が器用で、ものを包むことに桁外れの才能を発揮する日本人ならではのことだ。

参加者は、有隣堂の勤続40年女性店員、ジュンク堂のまだ2年目の女性、それから個人書店の男性。

それぞれ、その店による見事な包装の仕方を披露しており、感服した。

日本人の手先って、ほんとうに、すごい。

 

ご存じの通り、ちまたの個人書店は激減している。ただでさえ紙の本の取扱も減少の一途なのに。

上述の有隣堂だって、お店の経営としては、本の売上げだけでは赤字なのだと、松信社長がおっしゃっていた。

それから、ジュンク堂だが、調べてみたら、丸善に吸収合併されており、社名としては「株式会社丸善ジュンク堂書店」であることを知って、ショックを受けた。いま、大型書店であっても本当に大変なのだ。

 

PS:神奈川11区の衆議院選挙立候補者を見たら、小泉vs.共産党だった。

 

 

はあ~~。これじゃあねえ。立憲もどこも小泉との対決は避けるらしい。