身の丈に合った人生を

これはまだ私が20代の未婚だったころ。

男性との縁が全く無いので、某お見合いおばさんに頼んで、高い金を払ってもらい(母よゴメン)、お見合いを数回したことがあった。

その持ち駒(釣書)の中に一人、外交官だという男性があった。

年齢的にも顔的にもまさに私の理想とドンピシャ! 私は母に「あの外交官の人とお見合いしたい」と言うと、母は、ブルブル首を振って、「やめてくれ~~」っと叫んだ。

聞けば、外交官の妻は、ドレス、着物、宝石、バッグなど、身を飾るものは一切高級品で、しかも、実家が負担してやらないといけない、というのがルールなのだ、という。

無学だった母がなぜそんなことを知っていたのかわからないが、それを聞いて、私は一瞬で断念した。

うちの実家では、絶対無理。

つまり、私には、身分不相応な話だからだった。

 

KKがどうやら、NYの司法試験に落ちたらしい。

いいよ、いいよ。一回で合格しなくたって、5回でも10回でも、受かるまで受け続ければいい。

NYでワンルームのアパートで共稼ぎして食っていけばいい。

 

しかし、だね。

 

およそKKほど、身分不相応すぎる人生を享受しようとしている男を見たことがない。

それだから、ヤフコメも、彼らの結婚を祝福しているのなんて、見たことがない。

メジャーなコメントを要約すると、

「銀行員でも公務員でもいいから、身分相応な生活をしている堅実な人なら、こんなに批判されない」

ということだ。私もそれに賛同する。紀宮様の旦那さんだって、都庁の職員だ。ちょっと考えたら、もう少し上流階級の、というか、旧華族の血を引くような方ならよかったのに、と思うが、それでも、堅実なサラリーマンでスキャンダルも皆無だから、国民はみな祝福した。

それがKKときたら、ICUAO入試らしく、法学部でもないのに夜学でちょっと一橋に行き、奥野法律事務所はパラリーガルといえばカッコよさげだが、要はパートの事務員。それでも夫婦共稼ぎで地味に暮らしていくならいいんだけど、母の元婚約者からたっぷりカネを出させたり、フォーダム大でなぜか「成績上級者」ということで学費免除となったり、と、身の丈の百倍、千倍くらいの人生を背伸び(=といっても背はかなり低そうだけど)した人生を泳いでいる。

こういう感覚、なんでだろう?どこから来るのだろう? もっと地味で普通でもいいのに。

それに、普通だったら、正式に合格してから入籍するのではないか。

第一、まだ採用されたばかりのNYの法律事務所なのに、どうしてこんなに休暇がもらえるのか?

 

しかし、鉄のメンタルだね、KKって。普通だったら、精神を病んで倒れてしまいそうなのに、全然ひるんでいない。

結婚会見だって、一方的に読み上げ、国民を悪者扱いし、さっさと後足で砂を掛けたような終わらせ方だった。笑顔も喜びも何もない結婚。

 

もう、皇族の貴賤結婚は、やめさせるべきだ。上皇陛下が美智子様との結婚を強行してしまったものだから、旧華族の集いのようなところからは全く声がかからなくなり、現天皇を始め、3名の子供たちは、みな平民と結婚した。

久子さまのように由緒正しいお血筋の方が妃になるのが一番正しかったのだ。だから久子様の娘二人は、相応な階級の人と、まともなご結婚をなさっている。

 

私が思うに、いまKKが全力でとりかかっているのは、司法試験合格ではないだろう。

既成事実を固めるため、眞子さんを妊娠させることだ、と思う。