カッとなる男は本当に手の付けようがない

昨日、大学入試共通テストが行われる会場の一つであった東大で、男子(17)が、3人を切りつけて逮捕される、という、どうしようもない事件を起こした。まだ高校2年生だ。「医者になりたかった」そうだが、人を切りつけるだけでそんな資質はゼロなのが分かる。多分、親が医者で、子供の頃から「医者になれ、医者になれ」と言われて育ったのかな。

しっかし、わざわざ名古屋から上京してきて、東大の前で、全く関係ない3人を切りつけてどうするっていうんだ。

しかもそのうち2名は受験生だ。これで2人は1年を棒に振らされた。

 

京都アニメーションの放火事件では、ガソリンをばらまいて放火し、71人を死傷させるするという、地獄のような手段に出た犯人(当時41歳)。

 

京王線の中にガソリンをまいて、18人に負傷させた犯人(当時24歳)。

 

大阪の精神科クリニックにガソリンをまいて25人を殺し2名を負傷させた事件。犯人(61歳)自身も死んでしまった。

 

本当に、男って、と言ったら、「こんな狂人どもと一緒にするな」という男性諸氏の怒りが聞こえてきそうなのでそれはまあ撤回するけれど、どうしてこうもカッとなると、キチガイ沙汰を起こせるのだろう。刃物を持って暴れたり、ガソリンや石油をぶちまける、という犯人はまず男で、これは、男が本能として持つ闘争本能、攻撃心および腕力の強さが大いに関わっている。しかし、この短慮さよ。

しかも彼らはしばしば、

「人を殺して死刑になりたかった。死にたかった」

と、たわけた言い訳をする。だったら一人で死ね。

 

世界に誇る治安をもつ日本においては、

「まさか、こんなことをするヤツはあるまい」

という前提が物が作られ、ことが運ばれている。

しかし、「まさかこんなことをするヤツ」が、ぽこぽこと出現している。

海外だったらその場で射殺だけど、日本では、ご丁寧に精神鑑定したり、延々最高裁まで争って、膨大な労力と税金をかけさせられる。

 

それから、個人で運搬していけるだけの量のガソリンや石油を小売りするのは、禁止の方向に持っていくべきではないのか。