アメリカ人旦那、バカなの?

近所の床屋さんが、閉店のお知らせを張り出していた。

108年もやってきたのなら、多分、おじい(おばあ)さんの代から営業してきたのではないかな。

閉める店内を掃除していた店主さんを見たけど、高齢だった。跡継ぎもないのね。悲しい話。

 

 

 

さて、この写真を旦那に見せながら話をした。この男はアメリカ人なので、当然だが、こんな縦書きの筆文字なんか微塵も読もうともしない。

私は説明のとき、「108年の営業を終了する」というところを、つい「decided to close the 102 years of business」と言ってしまったが、ま、108と102なら、大差ないし、と訂正はしなかった。

すると、あいつは、

「I don't think I want such an incredibly old guy cutting my hair」

(そんな超年寄りの床屋に髪切ってもらおうとは思わない)

と言った。

はあぁ?

わけ分からんので、詳しく話を聞いたら、

「I figured that he must be at least 120 years old」

と説明した。つまり、

「102年やっていたのなら、その床屋さんは、少なくとも120歳だと思った」

ということだ。

はああぁぁぁ? バカなの?

そんな床屋さんがいたら、ギネスを含め、世界中から取材が来てしまうじゃん。

大体、120歳まで現役で床屋をやる、どころか、生きている男性がいるか!(現在世界最高齢は119歳の日本人女性)。

腰が抜けた。

 

余談だが、彼は「髪の毛」がもうほとんどないので、床屋に行く必要が無い。