歯医者さん

またまた歯医者さんに通っている。

昔治療したところは、年数を経ると必ず悪くなるから、取り替える必要が出てくる。

人間50年で死んでいた時代には、こんなに歯を長く保たせる必要が無かった。

今は100年近く保たせないといけない。私の友人に、インプラントを全部で11本(!)入れている剛の者がいる。

 

最近撤退した近所のコンビニ跡に何か出来ているので、何かな?また整体か美容院か・・・・ と思っていたら、案の定、3番目に考えていた「歯医者」だった。

歯科大、歯学部は全国で29大学あり、毎年合計して3,000名くらいの卒業生が送り出されているそうだ。

その全部でないにせよ、7割が国家試験に合格するとなると、2,000名ほどの歯医者が毎年誕生する。

現在開業している人を見ると、70代、80代の人もいるから、こりゃ~、資格を取っても、新しい就職先はまずないし、自分で開業するとしたら数千万円の借金を背負ってのスタートになるんだろうな。

そもそも、だが、皆さん、心から「歯科医師になりたい」と思ってなっているのだろうか?

親とか親族が歯科医師ならまだわかるけど。

うちの近所には、親が内科医または産婦人科医なのに、その息子が歯科医で、親が廃業した医院を改装して歯科医にしているところがある。

イジワルだけど、こういうのを見ると、

「何浪かしたけど、医学部に合格できなかったのね。仕方なく、かろうじて合格した歯科大に行ったのね」

と思ってしまう。

また、私の小中学校の同級生の某男、歯医者になったと聞いて、その成績の悪さなどから、今でも信じられないのだが、松本歯科大という私学を卒業して歯医者になったらしい。彼の家は農家だったのだが、彼が卒業するころには、田んぼも畑もみんな売られてなくなっていた。

私の歯科医も、鶴見大学というところを出ているのだが、松本も鶴見も金がかかりそうで大変。しかも今の時代は、3Dとかいろんな最新機器を導入しないと開業ができなくなっている。昔からの老歯医者には絶対置いていない機器だ。

 

私の知り合いにも歯科医の娘がいて、彼女の場合、姉が歯科医になったのだが、お姉ちゃんは、

「どうせ6年も通うなら、医師になればよかった」

と言っているそうである。そして、お姉ちゃんの収入は、派遣社員である友人の収入よりも低い。

 

歯科医師過剰は長年の問題なのに、私学は特に定員削減=大学の廃業につながってしまうので、口を出せないのだろうね。

かといって歯学部が医学部に転換するのも難しいんだろうな。

とりあえず、私の歯医者さんは人柄が良いので通っている。

 

 

<全然関係ないけど、春によく作るレタスの味噌汁。いつもはレタスだけだけど、今回たまたま味だしにもなるアサリも加えた>