人生100年時代、老いた人も老いながらそれなりにできる限り働く必要はある、と思う。
「新婚さんいらっしゃい」の司会者、桂文枝さん(78)は、51年2か月という、「同一人物によるトーク番組司会の世界最長記録」というギネス記録を打ち立てた。しかし、
「若い人の感覚がつかめなくなってきた」
とおっしゃり、昨日をもって、司会者の座を降りた。
番組が始まった当時は、お見合い、職場、同級生などが結婚のきっかけのメジャーなものだったのではないかな。
それがいまや、「マッチングアプリ」なる、文枝さん世代では想像もつかないもので結婚するカップルが増えてきたので、ご自身も、世代の格差を感じたという。それに、20代から30代のカップルの話の聞き手が、80歳近いというのもね。
周囲に、それとなく肩を叩かれ始めたのかなあ。それとも100%ご自身の判断だったのかな。
いずれにしても、この決断は潔い。いずれにしても、51年も司会を続けられたのは、奇跡的な快挙だ(拍手)。
まみちゃんは、10代のときからずーっと同じ声、同じ髪型、同じ顔をしているけど、彼女ももう50代だ。
文枝さんは、一応、落語家という本職があるけれど、まみちゃんは、長い間司会を勤めてきた番組を次々降板させられているのが、ちょっと不憫。
ラジオで、これまた長い間続いている「テレホン人生相談」という番組がある。なぜかRadikoでは再生されないものの、You tubeで聴けるのを知ったため聴いてみたら、びっくりしたことに、まだ加藤諦三先生が出演を続けているではないか。
御年84歳。で、受け答えを聴いてみたところ、どうも、相談者のレベルに比べ、高尚、高邁、理想論的、観念論的なことばかりおっしゃり、具体性に欠ける。これぢゃあ、レベルがそこそこ以下の相談者には、ちっとも伝わっていないと思った。相談者は一応「はい」とか「わかりました」とか答えているけど、腑に落ちないまま電話を切っているのではないだろうか。高齢=悪い、という意味ではなく、相談者に合致しない言葉ばかり使って、得々としているのがよろしくない。こういう「ああ、俺って頭良すぎるなあ」タイプは、文枝さんのように察することができないかも。どなたか肩を叩いてあげないと。
全然違う話。
「わかたかかげ」ってマジで言いにくくありませんか?
うちのアメリカ人旦那も「Who is he?」と聞くので、若隆景、って名前はほとんど早口言葉なんだよ、3回連続とか5回連続でつっかえずに言えたらスゴイんだよ、などと説明したら、案の定言えず、「Difficult!」と降参していた。
呼ばれやすいしこ名であることも、力士としては大切だと思うんだけどね。特に、取組中の連呼にしにくさたるや、アナウンサーさんたち、お気の毒。
まあ、昇進したら変えるのかな。