ちょっとHな英語ネタを含みます。
上野で4月3日まで開催中の「ポンペイ展」。入場料2100円と高めだけど、行ってよかった。
西暦79年に、突如爆発したベスビオス火山の溶岩と火山灰に、一日にして埋められてしまったイタリアの都市、ポンペイ。
展示場内は、個人使用目的に限るけど、写真撮影自由だった、へえ。
AD79年とはいえ、かなり文化が進んでいたのがうかがえた。
「部屋を貸します」という賃貸広告の模写もあった。つまり、当時の人は男女とも読み書きができていた、ということだ。
↓これは、膣鏡。現代使われる、水鳥のくちばしみたいな「クスコ」とは形状がすごく違うけど、こうやって医師が女性の膣を拡大してのぞき見る医療道具があったのだね。
ポンペイ人が、たこ焼き作っていた?? と思ったが、目玉焼き型かパン焼き型だったよう。
豚の形のアイロン?と思ったが、おもし、だそう。可愛い。
美しい鹿のブロンズ像。
溶岩に埋まってしまった片手鍋。
これは「猛犬注意」の貼り絵。昔も、こういうのがあったのね。
さて、西洋人というのは、どうして「裸体」を「芸術」として模写したり、彫刻にしたりするのかなあ。そんなに美しいものなのかなあ。
ここで思ったのだが、皆さん、包茎ぎみである。大昔「パラソルチョコ」というお菓子を売っていたけど、あれのよう。
うちのアメリカ人旦那はユダヤ系なので、生後8日目に割礼の手術を受けたはずだけど、この人たちにはそういう習慣はなかったのだね。
こういう、角柱があった。
「ヘルマ柱型肖像」(通称「ルキウス・カエキリウス・ユクンドゥスのヘルマ柱」)とあった。
頭を乗せているのはともかく、こんな柱の前面(の、その位置らしきところ)に、それだけ取り付ける、って・・・・・?
水道の蛇口じゃありません。
ついでに、背面はこんなふうに何もない状態。
この展示場内の説明で、「phallus」という単語を初めて知った。
おそらくは「penis(陰茎)」の意味だろうと思いつつ、旦那に「知っているか」と聞いたところ、見たこともない単語だと答える。
ひえ~~、アメリカ人でも知らない単語かあ。私ら日本人だって死ぬまで知らない日本語あるけれど、でも、私が時々本ブログで言っているとおり、日本語は漢字を読めば意味が取れる場合が多いけど、あちらは文字が26個しかないから、知らないとなったら徹底的に知らないんだろう。
あとで意味を調べてくれたら、単純に「penis」の意味もあるけれど、それ以外に、
「It is an object that resembles a penis, or a mimetic image of an erect penis」
(陰茎に似た物体、あるいは、勃起した陰茎を擬態した像」
の意味だと教えてくれた。はあ・・・
展示会の説明書きの英語を読むと、よく、こういう見知らぬ単語を、たぶん「持って回ったように高尚なふりして」使うのを見る気がする。
次は京都で4月21日から開催。