ちょっと金融ネタなど

私が確定拠出型年金個人型(iDeCo)を運用しているSBI証券から、ちゃんと封書や葉書が届くので知ったけど、iDeCoの運用に提供する金融商品が、35本を超える場合は、法律の改正(2018.5.1)により、35本以下に減らさなければならないこととなった。

へ?と思った。単純に、商品の選択肢が多ければ多いほどいいじゃん、と思っていたのだが、そもそも、1金融機関で35を超える商品を運用に提供する企業は全体の1.8%にすぎないそうで、SBIなどは例外的だったらしい。

なぜmax35本にするのかと思ったが、厚生労働省のアンケート調査によれば、35を超えると、運用者は、途端に、商品の選択をする気力がうせるからだそうだ。

そうか・・・ そうだよね、世の中。みんながみんな、金融商品の選択に知識があるわけでもないからね。

私なんか、ああでもないこうでもない、とネットを見て、モーニングスターの評価も気にしつつ、運用利益が少ない、債券やREITをベースとした商品は見限って、他の商品に切り替えたりしている。しかし、世の運用者たちの多くは、ただ、定期預金に置きっぱなしにしているそうだ。もったいないことだ、と思う。特に、若い世代であれば、時間という武器があるのだから、勉強して、投資信託に挑んでもいいのではないかな。

 

私は、70代まで運用を継続するつもりだ。ただいま一番運用成績が良いのは、「EXE-i 先進国株式ファンド」。4番目に運用成績の良い「ニッセイ日経225インデックスファンド」は、上述の35本に絞る過程で、「除外商品」となってしまった。SBIの説明だと、「他に低コストのものが存在する」という理由で除外対象となった由。だったら、他に切り替えるか、置き続けるか、思案しよう。投資信託は「長期・分散・積み立て」が命だから、ひんぱんに切り替えるものじゃないけど。それから、選択肢は「インデックスファンド」のみ。アクティブファンドは、手数料が高い割りには運用成績が良くないと言われる。

 

株式に知識があるわけでもなく、実際、購入した株式は今沈没中。ひたすら、優待品がもらえるから貯金よりマシと、我慢して持っている。ただ一つ好成績なのは、父が20年くらい前に購入し、母が相続し、私が相続した「味の素」の株式。父の先見の明、というより、ひたすら長期持っていたことが大きいと思う。長期といえば、20年くらい前に金を買っておいた人々は、いまウハウハだ。

 

楽天の話になるけれど、楽天銀行は、楽天証券に口座を持ってリンクさせることで、普通預金の年利を「0.1%」(今時、これでも破格って・・・)に優遇し、預金を集めていたが、それにも改悪が入った。「上限300万円」までが年利0.1%、それ以外の部分は年利0.04%、に引き下げるそうだ。

楽天の商売って、最初に美味しいことを言って顧客を集めたあと、優遇を引き下げる、という手段がありがちで、いまいち信用ならない。

もちろんこの預金額も、ペイオフまでを上限とすべき。

楽天は、携帯事業が大赤字で苦しんでいるが、いったん参入してしまったからには、引くに引けなくなっているのだろう。

携帯事業も、「xxまで無料」といううたい文句で必死に顧客をつかもうとしているが、つかんだあと、改悪されそうで、手を出したくない。