呼び名を変更する、ということ

ウクライナの首都「キエフ」の呼び方が、「キーウ」に変更された。

キエフ」はロシア語の発音に基づく呼び方だったそうで、このたびの戦争を受け、ウクライナ語の発音に近い「キーウ」に変更となったそう。

そういえば、ロシア語の読み方である「グルジア」という国名を、英語読みの「ジョージア」に変更したのは2015年。しかし、英語が国語でない国の呼び名が英語、というのもおかしいと思い、ちょっと調べてみたら、「サカルトベロ」というのが現地語の国名なのだそう。

へえ、知らないぞ??? むずかしいなあ。

まあ、嫌いなロシア語なんかで呼ばないでくれたら、現地語でなくても構わん、って気持ちかな。ほかにも、ロシア語の地名を返上する動きが出てくるかもね。

 

どんな外国語も発音に違いがあるので、現地語と同じような発音にはできない。近い音をあてているだけなのはわかる。

しかし、私が長年引っかかっているのは、アメリカのテッド、フランクリンの両大統領「ルーズベルト(Roosevelt)」である。しいてカタカナで書くと「ロウズヴェルト」のように発音するのだが、なぜずーっと「ルーズベルト」と呼ばれてきたのだろう。百歩譲って、「ローズベルト」と発音し表記したらいいのにな。

 

大統領といえば、老いて認知症で失言も多いバイデン大統領を追い落とそうと、トランプ前大統領は、鋭意アメリカ中を遊説して回っている。旦那は、トランプ大統領の大ファンだ。大統領の演説はいつもYou tubeで聞いている。

あるとき、私が「Former President Trump」と呼んだら、まあ、怒ったのなんの。

日本で「安倍総理」「菅総理」と呼ぶのにならって、正確を期すために「Former」を付けただけなのだが、

アメリカの大統領の場合は、一度大統領の地位に就いたなら、辞めても終生、Presidentと呼ばれるんだ」

というのが怒った理由。なので、「President Trump」と言い直しをさせられた。