また歯医者に行っているのだが、先回は治療は小臼歯、もとい、小休止で、歯のクリーニングと、あのチクチク不愉快な歯周ポケットの測定をされた。
気に入っていた衛生士さんを最近見なくなり、別の人がやってくれている。が、この人、前の人よりちょっとガサツな感じ、というか、丁寧さがない。ああ、前の人カムバック。
しかもこの人、私が口を開けていて「ああ」とか「うう」とか言えないのに、いろいろ話しかけてくるのだ。
「桃実さん、花粉症ですか?」
と聞いてきた。私は、「ううん」と言いつつ首を軽く左右に振る。
「そうですかあ、私はもう花粉症が来ているんですよね」
はあ、としか答えられない。
私は、花粉症も肩こりも頭痛も肥満も無縁。これらに悩まされている人が世にあまた存在する中、ありがたいことだ。
「それでね、牛乳が良くないんじゃないか、って説があるんですって。昔の人はこんなに花粉症とかアレルギーにならなかったでしょ?でも、こんなにみんな花粉症にかかるようになったのは、牛乳を飲むようになってかららしい、って説を見たんです」
また、はあ、としか答えられない。
牛乳については、正反対の功罪が叫ばれている。
酪農家、生産者、業者サイドからは、カルシウムの補給源で飲めば背が伸びる、とか、眠りやすくなるとか。
反対者の側からは、あれは本来子牛の飲み物であって人間の飲み物ではない、アレルギーなどを助長するし、飲むとおなかをこわす、とか。
私の場合、大人になってからだが、牛乳を飲むと、翌朝の起床時、鼻水がたくさん出て困ったが、飲むのをやめてからぐぐっとおさまった。
以来、積極的に飲むことはしていない。
しかし、このコロナ禍で、学校給食用の牛乳が余って困っていると聞き、それも気の毒だなと思う。
酪農家は、計画的に雌牛を妊娠させて乳を絞っているだろうから、急に「産むな」「乳を出すな」とは牛に言えない。
ただでさえ、廃業が多いと聞く酪農家。
生産者側(と行政?)は、「みなさん、牛乳を飲みましょう」と呼びかけているけど、ゴメンね、ヨーグルトか、チーズちょっとがせいぜい。