ホント信じがたい事件。
今日はじめて、振り込んだ先が、24歳の男性、とまでの個人情報を見た。
この男、誤入金を受けてからまもなく、
「もう入金されたカネは動かしてしまった。元には戻せない。罪は償います」
と言っているのがアヤシイ。有責であること、罪であることも自覚しているんだよね。誰にどう吹き込まれているのか。
とりあえずこの阿武町、やっとこさっとこ不当利得返還請求訴訟を起こしたようだけど、どこかに隠してしまったり、浪費してしまったり、借金の返済にあててしまったりしたら、無い袖はそれこそ振れないから、いくら確定判決をもらっても、1円も回収できないかも。土台、住民税非課税世帯だっていうからね。
とにかく、書類作成上、こんな馬鹿でかいミスに誰も気づかない町の職員らも異常。
振り込みをする銀行の担当者も、ひとことくらい「この金額って本当に振り込んでしまっていいんですか?」と尋ねようともしなかったのも異常。
誤送金をしてしまった場合、勝手に送金をされてしまった側が、自ら銀行に出向いて、誤入金の訂正手続きをしなければならないということも、常人の理解を超える。
そして、何よりもぶったまげたのは、この送金に関するデータが、「フロッピーディスク」で渡されていた、という事実。
フロッピー、ひえ~~っ!
もう20年くらい前にほろんだと思っていた。
思い出してみたら、かつては、PCに、上下2段にフロッピーの差し込み口があったような気がする。
今時のPCにはそんな挿入口なんてない。
この山口県の銀行、時間が止まっているのだろうか。