体温計

この武漢ウイルスのせいで、体温を測ることが家の中でも外でも増えた。

 

我が家には、数えてみたら、電子体温計が4本ある。実家で使っていた物をまんま引き取ったものだ。中には私が親に買ったものもある。うち1本は電池が切れてしまっているが、入れ替える方法がわからないタイプなので、実質3本だ。

しかし、これらを使って測ってみると、出る体温が違う。36.XのXのところが、全部違う。

電子体温計って、10秒とか30秒とかで測れるけれど、これはあくまで、体温計が、内蔵された体温データをもとに、最終的な体温を「予測」して出しているのだそうだ。予測、だからね。

 

昔は、水銀体温計をわきの下に10分ほど挟んで測定していたけど、いまでもあれが一番正確な数値だと思っている。

しかし、水銀の害もあり、2021年には製造も輸入も禁止されてしまったのだそう。なので、家にある1本の水銀体温計を大切にして、ときどき使っている。ネットでわざわざ買ったのだ。

 

ご存じの通り、アメリカ人は、メートル法にもセ氏にも全然興味が無いのだが、私が、

「今日は気温30度行くんだって~」

と言うと、旦那は、

「Below freezing(氷点下だ)」

と抜かす。そんなアメリカ人にとって、「熱が出た」と思うのは、体温が「100度」行ったときなのだそう。うげげ、沸騰してしまうではないか。華氏100度は、だいたいセ氏38度弱である。

ちなみに、あいつが子供のころは、体温計をコーモンに差し込んで体温を測っていたそうだ。さすがに今ではしないみたいだけど、おフランスでは、今でもそうやって測っているとか、いないとか?

ついうっかり、それを口に入れて測ってしまったら、うげげ。