円安 国葬

円安が1ドル145円にまで進行し、ついに本日、日銀が市場介入した。そのおかげで、とりあえず140円になったけれど、それであってもまだ安い。悪夢の民主党政権の時代、1ドル75円台にまで行ったことを思いだした。

財務大臣は、鈴木善幸氏の息子。親父さんとまるで同じ顔をしている。しかし、この人に財務大臣の資質なんてあるのかな? 長く財務大臣を務められた麻生さんの義弟だから選ばれたのかな? まあ実際の仕事は全部財務省官僚がしているんだからいいけどね。

 

この円安を受け、日本のさまざまな製造業者たちが、支那など国外に置いている生産拠点を日本に移すと決定し始めているが、良い傾向だと思う。もちろん、この円安がいつまでも続く保証はないけれど、日本に戻したら、日本で、とりわけ、就職先の少ない地方での雇用も生み出される。海外のその工場で雇用されている人たちには申し訳ないけれど、ビジネスは冷徹なものだし、やはり、日本第一だ。

 

ところで、話は変わるけれど、安倍元総理の国葬に狂ったように反対している野党、とくに立憲の中にも、多少はまともな人もいることを知った。

一人は、かつて民主党政権時代総理をつとめた3人のうちの一人、野田氏。

それからもう一人は、外務大臣を務めた玄葉氏。

野田氏は、「元首相が元首相の葬儀に出ないのは、私の人生観から外れる」と述べている。とても率直な意見だと思う。

これに対し、玄葉氏の言い分が不可解だ。同氏は、「国葬実施には反対の考えを示した上」、で

長きにわたり首相の重圧に耐えた。日本人の一般的な死生観などにかんがみ、粛々と出席して追悼する

そうだ。国葬反対だが出席? どう解釈したら良いのか。

国葬という形態は反対だけど、とりあえず、日本人なら出ねば、ってことか。

そういえば、日本各地の裁判所に対し、国葬停止の申立をした各「市民団体」とか「弁護士グループ」の方々の仮処分は、日本中の裁判所から、軒並却下され、これまでのところ認められた仮処分を聞かない。

そういえば、弁護士グループのみなさまがたの記者会見の場で、中の一人が、

「弔意を強要される」

ということを申請事由に上げていたが、これもまた理解に苦しむ言い分だ。誰も弔意の強要などしていない。イヤなら、黙って無視していればいいだけの話。難しい司法試験を突破したはずの弁護士さんたちなのに、アタマが良すぎて左側にねじれてしまったのだろうか。問うならば、税を拠出する法的根拠とかならわかるのだけど。あ、根拠とする法律があるから、そこは突けないのだろうか。

誰も、弔意など強要していないのがわからない人々が、27日当日、武道館の前でデモやったり拡声器を使って大騒ぎしたりすることのないよう願いたい。