カニ & カニカマ

最近のカニカマは、実に良く出来ている。

そもそも、ここまでして研究し、カニに似せた食品を作ろうと努力するのは、世界中でも日本人くらいではなかろうか。

人気TV番組の「格付けチェック」でも使われるくらいだが、正直、上級品のカニカマを出されても、本物かどうかわかる自信がない。(これは、本物の高級カニを食べ慣れていないせいもあるかと)

 

このカニカマには、ちゃんと「カニ酢」まで付けられていた。

 

 

余談だけど、ユダヤ人は、カニイカ、タコ、ウニ、エビ、豚肉などを食べてはいけないことになっている。

宗教における食べ物のタブーって、私からしたら完全に無意味。数千年前に、教祖の好み?とか、保存技術が無いころに始まったことを、どうして21世紀にもなって信じているものやら。「そろそろ考え直そう」と誰も言い出さないのが不思議だ。ともあれ、カニを食べたことのない旦那の親族にも、「カニってこんな味なんだよ」と、カニカマを食べさせてやろうかな~と思ったりする。

 

さて、先日のランチ。

カニのパスタであった。カニは、胴体を外した左右の足が、ちゃんとトマトクリームに煮こまれて提供された。

 

 

美味しかった。

 

けど、このカニは、どうしよう?と迷った。

家だったら、時間をかけて、一本一本外し、中までチュウチュウ吸い尽くすんだけど、昼休みは1時間だ。チュウチュウ吸っていたら、昼休みが終わってしまう。

 

ああ~~。

 

 

悩んだ末、胴体に近い部分だけ、フォークでほじり出して、あとの足の部分は泣く泣く残してきた。悲しい。