柴犬の女の子からほっこりハプニング

去年から、ボランティア活動なんてほど大層なものではないが、ときどき、近所のゴミ拾いをしている。

ったく、いつも多いのはたばこの吸い殻。目につくのは、コインパーキングと、道路の側溝のふたの上。

車から降りて一服したくなるのか。それであっても、どうして地べたに落とすのだろう。

とにかく、歩きたばこを含め、吸うならちゃんと自分で始末しろ。落とすな。

 

それから、いまだにマスクが多いのも不思議でたまらん。自分で落としたマスクくらい拾えよ。

等々、内心ぶつくさ思いながら、拾っている。

 

昨日も、夕方になってから、外へ出た。

とある道端にしゃがみこみ、ごみ拾いのついでに雑草を抜いたりしていたら、女性とともに散歩をしていた柴犬の女の子がこっちに近づいてきた。

私は柴犬狂である。世界で一番好きな犬は柴犬。

ああ、かわいいなあ、と思ったが、日本犬は飼い主以外にあまりなつかないのも知っている。だから、手は出さず、ニコニコしながらその柴子ちゃんを見ていた。

すると、その子、私の顔面まで接近し、鼻の上をぺろっとなめてくれた。

私、「かわいい、かわいい」と狂喜。

なめてくれて、ありがとう。