スーパーのレジで見た高齢女性客

認知症の悲しさを目撃してしまった。

 

昨日、スーパーに買い物に行った。私の前で、レジをやってもらっていたゴマ塩頭の女性、まだ80歳には行っていないと思われた。

 

その人は、小松菜1わだけを買っていた。レジに出ている金額は197円。

それが、1000円札1枚、10円玉5枚、それから5円玉2枚を、レジのトレイに出し、更に何か財布から取り出そうと真剣に考え、ぶつぶつ言っている。

レジの若い男性がその1000円札をつまみ、

「これだけで足りますから」

と言っても、その女性はさらにトレイに硬貨を足し、

「これでやってください」

と言う。レジの男性は、1000円札だけレジ機械に通して清算したのは言うまでもない。

 

レジの人たちをはじめ、店員さんたちは、認知症の客に対しての対応もトレーニングを受けているのだろう。

しかし、悲しい現実。他人事ではない。